立川キウイの会@お江戸上野広小路亭

一人。
 上野広小路亭は鈴本演芸場のほど近く。以前から存在は知っていたけれど,入るのは初。
 鈴本とのこの違いは何!?別世界。決して嫌いではないけど。

立川吉笑「道灌」(開口一番)
立川キウイ「出来心・改作」
立川キウイ「粗忽の使者」
 この改作というところが,結構曲者のような気がする。聞く側に知識を要求するのだ。
 長い年月をかけて完成された元の話とは違い,乱暴な言い方をすれば,切り貼りしたものなので,ひとつの落語としてみれば完成度は下がる。
 面白さは組み合わせの妙にあるのだが,元になっている複数の落語を知らなくては面白くない。または,面白さが半減する。
 勿論,結構有名な落語を選んでいるので,寄席に足を運ぶようなお客さんは,当然知っているという前提なのかもしれませんが,初めて落語を聞くような人には伝わり辛いだろうな。
 あえての通狙い?

 印象としては,中野より良かったというか,落ち着いていたというか,ホームゲーム的というのか。しかし,ホームにしては客席が寂しい。
 次の会は10月。