とある知り合いからの情報で,ほぼリアルタイムで2chもちら見したのだけれど,ここまで流行るとは予想外。
さて,映画として仕上げる以上は一般受けしなければならないわけで,コアな2chの住人や真性「おたく」の領分に踏み入るような内容ではありません。とはいえ私自身コアな2チャンネラーでも「おたく」でもありませんので,その判断が難しいのですが,私程度のPC依存率やアニメ知識であっても充分楽しめました。
というより,「おたく」という要素は,別の何かに置き換え可能であって,テーマとしては昔からあるものの焼き直しでは?とも思うのですが,ではさて「おたく」が従前の何と取替え可能なのかと考えれば,なかなか思い当たらず。
結局,映画の主たる登場人物達は,夫々にリアルな人間関係問題を抱えていて,NET上のバーチャル?ではないな匿名性の?無名性の?繋がりの中で他人に力を貸すことで自分も力を得ていく。と,こう書いてもまだ,NETを何かと取り替えられるのではないかと思えるのですが,それは何かと問われればやはり思い当たらず。
やはり,直接ではないのにリアルタイムというNETの特性は新しいのかもしれない。念密なデートプランが崩れたときに自力で打開しないで,NETにたよって目の前の相手を放置してしまうというあたりは,身につまされもする。
しかし,私なら切実な問題はNETに書かないなぁ。いや,どうかな……。
中谷さんは,育ちの良いお嬢さんの無自覚な残酷さみたいなものがうまいね。
写真で折った紙飛行機はそんなに飛ばんだろう!
ついでにテレビ版も見始めてしまいました。