港南区民文化センタ-ひまわりの郷(二人)
「たらちね」入船亭辰じん
「盃の殿様」柳家喜多八
「心眼」入船亭扇遊
(仲入り)
「津軽三味線」澤田成珠,澤田成音
「長屋の花見」瀧川鯉昇
自宅最寄駅の施設で定期的に開催されているのですが,今までは行ったことが無かった会。ところが,今回はなかなかの面子が揃うという情報を奥様がキャッチ。これは行かなければと奥様に前売り券を手配してもらう。
18:30の開演一時間前に会場に行ってみると,すでに10人超えの行列。400席ほどのホールの最前列に陣取る。
二ツ目昇進を決めている辰じんさんは,先月の渋谷でも拝見してよい印象がある。この日もよい出来だったのですが,音響が悪いというか落語に向かないというか,妙な残響が気になってしかたがない。
特に職人のぞんざいさな口ぶりで大声を出す場面では,頭がワンワンする(@修ちゃん)。津軽三味線でも,裏打ちで太鼓でも使っているのかと思うほど。
後に出てきた扇遊さんが「音楽用のホールで気持ちよく声が響いて」と言ったのは,あえての苦しいフォローなのではないか。
とはいえ,喜多八さん以降の真打連の高座では,それほど気にならなかったのは,こちらが慣れたのか真打の技なのか。まぁ,喜多八さんは病み上がりで声に力が無かったからかも。病気前から病み上がりみたいな雰囲気でしたけど。
真打のお三人はテレビでは見ていたものの生で拝見するのは初めてでしたが,喜多八さんの暗~い斜に構えた感じもいいし,鯉昇さんは顔からしてやっぱり面白い。でも扇遊さんの心眼が一番よかったなぁ。