新宿末廣亭二月中席夜の部(桂宮治初主任)

やかん 空治
反対俥 柳若
ポロン
あるある帝国 羽光
百戦錬磨? 昇々
マグナム小林
罪と罰 A太郎
花見泥 伸衛門
ねづっち
磯の鮑 小痴楽
(仲入り)
「戸越銀座のす」春風亭昇也
ニュースペーパー
「多数決」瀧川鯉八
「山田真龍軒」神田伯山
ボンボンブラザース
「宮治の気まぐれスタンダップコメディー(初天神を添えて)」桂宮治

宮治さんが寄席でトリをとる雄姿を一目見ようと,整理券目当てに通院にかこつけて仕事の出を遅らせ,朝九時前から末廣亭に並ぶ。
並ぶといっても私の前にはご婦人が一人。後は誰も来ない。
「おかしいですねぇ」とご婦人。
「伯山さんの時は長蛇の列でしたけど」とも。
それはそれ。

10時過ぎたあたりから人が増え,整理券配布開始の11時には行列といっていい人数。
整理券「02番」を入手して一安心。
後は仕事が終わったら開場には間に合わないけれど急いで駆け付けるだけ。
と思って一応確認すると衝撃の事実。
「整理券は会場時の混雑を回避するためのもので入場を約束するものではなく、開場時刻を過ぎたら当日のお客様も入れるし,それで満席になれば整理券を持っていても入れない」
もしかしたら寄席(末廣亭)の作法に慣れている人には常識なのかもしれないけれど。

整理券を配ったからとて開場時に行列が出来るのは変わらないのは別にしても,来るかどうか判らない人よりも,目の前の客を入れる方が確実。
その作法で小屋を守ってきたのでしょうから,それは良い。
良いも悪いもあちらの流儀なので仕方がないのだけれど,私と同じ勘違いでブチ切れている方もおられました。

悄然として病院経由で職場へ。
いっそ休めば良かったとも思うけれど,落語命で生きているわけではない。私なりに仕事と嗜好とのバランスというものがある。

取りあえず仕事終わりに諦め半分で末廣亭へ急ぎ,詳細は省くけれど,仲入り前のタイミングで潜り込めた。
末廣亭のTweetを見るとギリギリのタイミングだったみたい。

末廣亭の建物は好きだけれど,どうにも運営と相性が良くない。
後味は極めて悪いが,宮治さんの初主任を見ることが出来たので良しとする。

『一宮入魂!!』@有楽町よみうりホール

17:30

公開イチャイチャの会

終演後,ガラガラとキャリーバッグをひきながらいそいそと非公開イチャイチャへ向かうむき出し坊主とニット帽のおそらく坊主の後姿を,追いかけたい衝動を抑えつつ妻と二人で見守った。
そんな夜。