2020/01/25(土)15:00
「鮑のし」桂伸べえ
「長屋の花見」桂伸治
(仲入り)
「らくだ」桂伸治
50回目記念ということで妻を同道。
が
宮治さん体調不良で休演。
お大事に……
2020/01/25(土)15:00
「鮑のし」桂伸べえ
「長屋の花見」桂伸治
(仲入り)
「らくだ」桂伸治
50回目記念ということで妻を同道。
が
宮治さん体調不良で休演。
お大事に……
2014/11/22(土)15:00 西荻窪・カフェギャラリーK
「道灌」桂宮治
「欠伸指南」桂伸治
「トーク」「抽選会」
(仲入り)
「藪入り」桂宮治
長めのマクラで一旦下がり,改めて登場しての「道灌」。
これは,日本コロムビアさんから発売されるCD用の録音対応。
「親子できこう 子ども落語集」のシリーズだと思うのですが,相応しくなさそうなくすぐりもあったけれど大丈夫かな?
事前に「絶対に話の途中で携帯電話を鳴らすな!」と繰り返していた宮治さんだが,おきる所で奇跡はおきるものだ。詳細は後日,ご本人があちこちで話すでしょう。
宮治さんの師匠である桂伸治さんの高座は,宮治さんについて触れた後,先代文治への愛に溢れた逸話の数々。この一門,師匠好きだなぁ。
演目は「欠伸指南」。味っていうんですかね。経験と技に裏打ちされたさっぱり味。弟子の会でならばという絶妙な味付け。
続いて,主宰の仕切りによるお二人のBLトーク。抽選会ではお二人の手拭いやサイン色紙,何故か上野鈴本のクリアファイルや春風亭昇々さんの手拭いなど?な景品も並んでいたが,残念,私は当たらなかった。
仲入り
「藪入り」は以前に別の方の音源を聞いたことがありますが苦手な話。
母親が息子の財布の中を見る。そして,あらぬ疑いをかけられて腹を立てたにせよ,息子が親に向かって貧乏人呼ばわり。
この二点が嫌で後味の悪い話だと思っていたので,トリネタでこの話に入った時には,正直がっかりしました。
父親が三年ぶりに帰ってくる息子の為にあれこれと計画を立てる件や,いざ帰ってきた息子の顔も見られずに下を向いたまま長々と話をする件では,宮治さん完全に父親の顔。ズルイ。嫌いな話なのにグッとくる。
まぁ,それだけでも聞いたかいがあったと自分を納得させようとしたけれど,いざ,母親が息子の財布を開ける件にかかると,キチンと理由付けをしてくれて優しい母親の気遣い溢れる良い挿話になってる。
後で宮治さんに聞いたところでは,某師匠の形を参考にしたとのこと。そうか,こんな処理の仕方があったんだねぇ。「自分の手柄じゃないですよ。」と言ってましたが,あの形を選んだ宮治さんの感覚が良し。
息子の暴言については勢いで言わせて,すかさず母親の小狡い台詞と父親のあたふた感で笑いを取って後味の悪さを希釈するという力技が効果を発揮しましたが,更に今一つどうにかなるといいなぁ。
とはいえ,がっかりから入ったこの話。結局,うるっと聞き入ってしまった。
歳のせいもあるけれど,「妾馬」といいこの話といい,宮治さんの人情話に弱いな。
柳家三三さんの人情話で泣くならまだしも,宮治さんの話で泣くとヤラレタ感が半端じゃない。