集まれ前座応援団@道楽亭

2013/04/28(日)18:00 道楽亭

「道具屋」立川笑二
「八問答」雷門音助
「国隠し」三遊亭わん丈
(仲入り)
「新蝦蟇の油」三遊亭わん丈
「持参金」立川笑二
「たらちね」雷門音助

 予定通りに17:00で仕事が終了。のんびりと歩いて開演5分ほど前に道楽亭に着くと,既に21の座席が満席に近い状態。「ほとんどが当日の客ばかり」と店長。結局,2席ほど追加することになった。 前回は16席で,結構空きがあったはず。何が起こった?

 三人とも面白かった。特に笑二さんの「持参金」。
 後味が悪く苦手な話なのですが,カラッと聞かせてくれた。お鍋さんも幸せになれそう。

『立川談吉100%』Vol.9(9?10?)

2013/04/23(火)19:30

「孝行糖」
「狸の札」
「猫と金魚」
(中入り)
「天災」

最後の最後まで良い出来でした。最後の最後も違う意味で面白かったけれど。
「とちりも失敗も結果的に面白かった」などという言葉に甘えるような方ではないと思うので,面白かったでいいよね。

やみ鍋の会@Studio FOUR

2013/04/19(金)19:00 Studio FOUR

「前説」三遊亭こうもり
「鼻ねじ(隣りの桜)」月亭方正
「転宅」古今亭文菊
(仲入り)
「堪忍袋」三遊亭こうもり
「お見立て」桂宮治
「QAコーナー」宮治・文菊

 月亭方正さんの落語を初めて聞いた。なんだろう,普通に面白い。

 古今亭文菊さんはテレビでは何度か拝見していて,達者な印象があった。実際にお聞きしても達者なのですが,非常に濃い感じ。

『大手町落語会NEO! Ⅱ』@日経ホール

2013/04/13(土)18:30「大手町落語会NEO! II」日経ホール
「つる」桂宮治
「百年目」三遊亭天どん
(仲入り)
「ぞろぞろ」鈴々舎馬るこ
「井戸の茶碗」三遊亭萬橘

昼の部から一転,ガラガラの客席。でも?だから?全員熱演で三時間。なんとも勿体ない!

「大手町落語会NEO!Ⅱ」@日経ホール

明日は妻と二人で「大手町落語会NEO!」。妻にとっては初の生宮治@miyajikatura体験。他にも天どん,馬るこ,萬橘と間違い無く面白い面々。しかも,その前に兼好,正蔵,鶴瓶,権太楼とこれまた豪華な顔ぶれも聴くという,お笑い体力勝負の一日。 #rakugo #落語

第一回『談吉百席』@サンライズホール

2013/04/06(土) サンライズホール(豪雨)
「千早振る」
「粗忽長屋」
(仲入り)
「百年目」

 開演前のホールに流れるのはブルーハーツ。仲入りでは前川清?

 爆弾低気圧の影響でなかなかの雨降りのなか立ち見も出たようですが,前の方に空席があったりで,(ほぼ)満席。最前列のまんまんなかがズッと空いていたな。

 小劇場の舞台に設えられた高座には,開演前に慌てて買ってきたという小さな座布団。房もなく全縁も縫い合わせ。

 劇場がどのような構造なのか,何処から登場かと思っていると,客席側の階段を駆け下りて登場。

 師匠談志とジャッキー・チェンの映画を観た話。談志から一番初めに教えられるのは,自分が天才ではないという事実。

 「千早振る」のご隠居の「ほんとだよ~」が可笑しくてたまらない。

労音なんぶ寄席第34回 桂宮治 独演会@大田区民ホール アプリコ 小ホール

2013/03/27(水)19:00 大田区民ホール アプリコ 小ホール

「元犬」
「長短」
(仲入り)
「宿屋の仇討」

「元犬」
 昨年のNHKで栄冠を勝ち取った話。
 念入りに振っているが,地口落ちは難しい。
 この会では比較的年齢層の高い,落語に馴染んでいるお客様が多いように見受けられ,充分だとは思うけれど,そうではない客層にどこまで通じるのか興味のあるところ。

「長短」
 長さんにイライラしながらも優しい短七さん。
 煙草盆を外れた火玉が,袂ではなく短七さんの背後の畳で燻り始め,それに気づいて,帰ろうとする長さん。サゲの台詞も私にとってははじめてのパターン。酷い男だな長さん。

「宿屋の仇討ち」
 一夜明けた世話九郎の覚えて無さ過ぎなところは,誰の話を聞いても引っかかるところ。
 そのうち宮治さんがうまく改定してくれないかなぁと願っています。
 それはともかく,文句なしの爆笑。

 幕の無い舞台で,最後の挨拶をする宮治さんに,最前列真ん中あたりに座っていたご婦人がヨロヨロと歩み寄り,お捻りを渡していた。何かいいなぁ。

芸の饗宴シリーズ「披き・落語~醸と贅~」昼の部@東京芸術劇場プレイハウス

2013/03/18(月)14:00 東京芸術劇場プレイハウス

 能楽は武田宗和(観世流シテ方),藤田貴寛(笛),大倉源次郎(小鼓),亀井広忠(大鼓),小寺真佐人(太鼓),中村裕(地頭)と地謡四名による舞囃子「高砂八段の舞」。

 落語は春風亭昇々「生まれる!」,三遊亭遊雀「悋気の独楽」,笑福亭三喬「月に群雲」,柳家喬太郎「ハンバーグができるまで」,(仲入り),桃月庵白酒「松曳き」,春風亭昇太「花筏」。

 能を観たことがないわけではないが,落語の方に十倍以上の回数足を運んでいるわけで,能楽に関する総合的な知識となると甚だ心許ない。

 大体が能面から能に足先を差し入れたわけなので,能面・能装束を着けない「舞囃子」という形は,正直残念。能楽に造詣の深い方には見所もあるのでしょうが,落語を観に来られた能楽初心者にとって,あの形はどう映ったのか。

 私としては,落語の演目を一つ二つ減らしても,せめて短めの狂言と能を見せてほしかった。例えば,能の方は後半のみなどというのは邪道なのか。落語ではなく能を目当てのお客様には,かえって期待外れということになるのか。

 私好みのスター級真打が揃った落語の方は文句なしの面白さ。
開口一番の二ツ目昇々さんについてはネタが私好みではなかったものの,遊雀さんは池袋ネタや歌丸さんネタで爆笑をとり,三喬さんは見台と膝隠しで上方の雰囲気を作って,私にとっては初めて聞く話で笑わせてくれる。
更に喬太郎・白酒・昇太と続けば面白くないわけがない。白酒さんの「松曳き」では本当に腹筋がつった。

 落語の方は非常に満足したけれど,そのために,初めに演じられた能楽の印象が薄れてしまったなぁ。観る目がないだけと言われればそれまでだけど,なんだかもったいないなぁと感じた次第。