11/13(金) 18:00-19:00
瀧川鯉八
「空耳」
「猪おっさん」
「食事」
「新日本風土記」
うん,やっぱり天才!
11/13(金) 18:00-19:00
瀧川鯉八
「空耳」
「猪おっさん」
「食事」
「新日本風土記」
うん,やっぱり天才!
「つるつる」
(仲入り)
「鼠穴」
大きめの話を二席。今月が「ねずみ穴」ってことは,12月は何を演るのか興味津々。
「豊竹呂昇」神田蘭
「錦の袈裟」立川笑二
(仲入り)
「初天神」立川笑二
「赤垣源蔵徳利の別れ」神田蘭
忠臣蔵で泣く。そんな歳になったんだなぁ。
二ツ目バトル(10/31@浅草)の話題が面白かった。
「挨拶」古今亭志ん輔
出演者紹介
商品賞金審査員紹介
出番決めジャンケン
「ぼくのアニさん」瀧川鯉八
「ビール売りの女」古今亭駒次
「道具屋」三遊亭好の助
「もう半分」桂夏丸
(仲入り)
「寛永宮本武蔵伝 山田真龍軒」神田松之丞
「出待ち」柳家わさび
「大工調べ(序)」立川笑二
「パントマイム」カンジヤマ・マイムB
「宮戸川」古今亭志ん輔
10:30に到着したが,既にちょっとした行列。先頭の熟年ご夫婦に続いてギャルズ数名。青年一人に続いて並ぶ。
暫くして,鯉八さん,夏丸さんが到着。浅草演芸ホールが初めてらしい笑二さんは入口を探してしばしウロウロ。
最前列まん真ん中に陣取る我々夫婦。舞台が近くて高いので見上げる感じ。結構な客の入り。
六人の予定だった審査員は二名欠席で四名に。
ジャンケンで決まった順番は不思議にチラシ写真の並び通り。
・紹介の時から当日放送のNHK新人落語大賞の話題を押しっぱなしの鯉八さんからスタート。
ところが時間配分に手違いがあったらしく,当初のプログラムでは一人当たり15分予定だった持ち時間が,二人目の駒次さんから急遽20分に変更されたらしい。
そのうえ,開演後もお客さんが増え続け,鯉八さんを聞いていない客(審査員)がかなり居たりとか,どうにも鯉八さんには不運な状況。NHKの反動なのか弾けたというか抜けた感じで面白かっただけに勿体ない。
・駒次さんはBS笑点の若手大喜利等で拝見したことはありますが,高座は初めて。野球に疎い私でも面白かったし会場受けもすごかった。
・全く初めての好の助さん。ナポレオンズの背の高い方の息子さんなんだとか。こちらも面白かった。
・怪談噺で挑んだ夏丸さんの高座は二回目。前回も怪談で「江島屋怪談」だった。如何にもなオドロオドロしさではなく淡々とした口調がかえって怖い。
怪談は結構だけど,マクラでの唐突な歌とか空回り。目立つ言い間違いもあり惜しい。
仲入りで気がつけば二階席にもそこそこのお客さん。
・松之丞さんは間近で見た汗の量が尋常じゃない。
私が講談を知らない為かもしれないが,笑いはいらないんだけどというタイミングでちょいちょい挟んでくるのが気になる。ひたすらカッコ良いのを聞きたいな。
・わさびさんは二回目か。話はもうちょっと練れそうな気もするんだけど,何しろホワンとした雰囲気と強烈な表情のギャップが面白い。結構好き。
・笑二さんの大工調べは何度か聞いているけれど,やっぱり特に終盤の与太郎の啖呵が堪らない。
鯉八さんがスマートフォンを持って現れ「(NHKで)今俺が演ってる」と司会の志ん輔さんに見せるなど,バトルとは程遠いユルーイ雰囲気のなかでの結果発表。死装束と皆から揶揄された白い着物で挑んだ松之丞さんが優勝。
審査員からの個別の寸評で忘れられたわさびさんが泣きながら舞台を去るという件も面白かったな。
鯉八,笑二という贔屓のお二人が優勝できなかったのは残念だけど,総じて皆さん面白かった。偉そうに言えば予想以上に面白かった。帰宅後に録画で見たNHK新人落語大賞と遜色ないくらい。
「町内の若い衆」
「幇間腹」
(仲入り)
「天災」
「昭和四天王についてのあれやこれや」
寸志さん個人蔵の古いパンフレットなども展示された古書店内。
客が少なくもったいない。
この日の寸志さん,ちょっと鼻風邪気味だったように見えたが,話の方は安定して面白く。
落語の後,立川談志,古今亭志ん朝,三遊亭円楽,橘家圓蔵を四天王として,現在の落語界を語る。こちらがこの日の目玉といっては失礼か。
何故,春風亭柳朝ではなく圓蔵説を採るのかを含めて,腑に落ちることが多く興味も尽きないが,多分,書かない方がいい内容。
疑問やお尋ねしたいこともあったのだけれど,時間的な問題もあり,この日は聞くだけで終了。
そうでなくても,四天王縁の話を一席づつの予定が伸びて圓蔵さん分はカットしたくらいなので。
個人的には自宅も近く,翌土曜日も休みだったのでいくら遅くなっても良かったのだけど。
NHK新人落語大賞はメンバー中で唯一お名前も存じなかった桂佐ん吉さんが受賞。
あの人がとれなかったのは残念だけど,土曜日の放送に注目。
「たらちね」
「三方一両損」
(仲入り)
「野ざらし」
「エキサイティングな人生と荒れた生活は違うんだよ。」甲本 ヒロト
2015/10/07(水)19:00
「オープニングトーク」桂宮治
「新聞記事」桂伸力
「錦の袈裟」桂宮治
「片棒」桂伸治
(仲入り)
「子別れ(下)」桂宮治
「対談」桂伸治,桂宮治
幕開き前にステージ上手側から浴衣姿の宮治さんが登場。暫く悠然と客席を見渡した後でいきなりの土下座。
自分の誕生日に師匠に初めてであった国立演芸場に師匠を招いた特別な会なのに,チケットの動きが遅かったので師匠の顔に泥を塗ることになるかとハラハラしたが,蓋を開けてみれば結構な入りでありがたいと。
開口一番は前座の伸力さん。弟弟子が心配で半裸を舞台にさらす宮治さん。伸力さん,とにかく頑張ってください。
代わって登場した宮治さん。伸力さんの話。地方公演の話。タクシーの話。いじられたお囃子のお姉さんが照れつつ乱入。
「錦の袈裟」は良い調子だったけれどサゲで咬み,下がりながらテヘペロ的な可愛いらしい表情でヤッチャッタ感を出す辺りがずるい。
師匠の伸治さんは弟子の宮治さんをきちんと褒めてニコニコと「片棒」へ。
ネタおろしの「子別れ」が良かった。
宮治さんの人情噺が好きです。毒舌・爆笑と形容されることが多い宮治さん。それはそうなのですが,宮治さんの巧さに触れる度に,このしっかりした素地があるからこそ暴走寸前,やり過ぎギリギリも自由に制御できるのだと感心する。
対談で師匠もおっしゃっていたが,これはもう才能としか言いようがない。
当然,皆さん気が付いている。ロビーでの次回(来年01/29(金))「宮治本舗 エピソードⅢ」@内幸町ホールのチケット販売には途切れることの無い行列。
宮治さんがチケットの売れ行きを心配しているのも今のうち。こちらがチケットが入手できるかどうかを心配することになる日も目前。
2015/10/03(土)19:00 サンライズホール
「禁酒番屋」
「当たりの桃太郎」
(仲入り)
「火事息子」
談吉さんの「禁酒番屋」は初めて聞いた。面白かった。
新作「当たりの桃太郎」も初めて聞いた。不思議な話。談吉さんの新作はたいがい不思議な話だけれど(そもそも落語ってみんなそうか),良くも悪くも引っかかりのある話だったのでもう一度聞いてみたい。
「火事息子」は先日のだいじな会に続いて三度目。
この日は咬みかけたり間違いかけたりといったチョットしたところが気になったけれど,談吉さんのこの話はかなり好き。
序盤の夢の件で結構グッとくるし,終盤で着物やら何やら次々と捨てる算段をする母親の件も面白いだけにかえってジンとくる。大好き。
「自然体を意識している」と繰り返していたなぁ。本人も矛盾した言葉であることを判ったうえでだと思うけれど。
敢えて口に出すことで周りの意識にも影響する。それが必要な時期なのかも。
次回の百席は12/26(土)。「二年連続で成金と被った」という台詞も,それを意識していることを口にするんだと何だか意外な感じ。
※六月の会は二年連続でAKB総選挙と被ったけどね。
今まで避けてきた演目も演るといっていたが,年末とはいえあれはやらないかなぁ。何を期待するともなく待っています。
2015/09/29(火)19:00 道楽亭
「子ほめ」立川談吉
「浪花のお辰・おくら殺し」一龍斎貞鏡
(仲入り)
「山内一豊出世の馬揃え」一龍斎貞鏡
「笠碁」立川談吉
妻と。
いつものごとく早々と並んだ18:00前。その後,貞鏡さんファンの方が何人か。オーナーが顔をのぞかせて「ツ離れしてないんだよ」と。
更に遅れて貞鏡さん会場入り。ジーンズ姿なれど艶やか。
しばらくすると会場内からジャンケンに続く歓声。貞鏡さんの声しか聞こえない。談吉さん押されてるらしい。
開演時点ではツ離れ。
談吉さんの「子ほめ」の技は悪くない。けれど,貞鏡さんの二席に講談初体験の妻はすっかり魅了されている。
「貞鏡さんの華と談吉さんの凄味」という触れ込みだったけれど,華と凄味を兼ね備えた貞鏡さんの日かな,と思っていたらやってくれました談吉さん。
「長くないのに長く感じる話」と入った「笠碁」。つまらなくて未だ終わらないのかということではなく,しっかりと聞きごたえのある一席。
先代小さんの「笠碁」が好きな我々夫婦にとっては,雨の中を行きつ戻りつ店の中をチラ見する仕草がないのは残念だけれど,これが談吉さんの選択なら納得。
貞鏡さん,二席目の一豊の妻に,一席目のお辰を重ねて笑いを取りに来たけれど,二回目は蛇足。
打ち上げは演者込みでツ離れ。艶やかな貞鏡さんの存在で,何のお店なのかという雰囲気のなか「兄さん」「姉さん」と呼び合う初対面の演者二人の今後の関係性やいかに。
ちなみに,貞鏡さんの華と凄味にたいして,談吉さんがこの日何を見せてくれたのか。確かにある種の凄みなのかもしれないが,少し違うかなぁ。
結局この日も談吉さんを捉えることは出来ずに翻弄されたまま,週末の談吉百席を心待ちにしています。