2014/08/21(木)19:30
「転宅」
「三方一両損」
(仲入り)
「鰻の幇間」
久しぶりのこはるさん。髪が長い。といっても伸ばすわけではなく,切り損ねているだけのようですが。
「鰻の幇間」は初めてなのか。しかも来年まで封印とか言っていた。鰻屋の創業者が面白かったな。また聞いてみたい。
どう見ても体力があるようには見えないこはるさん。なんだか体調が心配ですが,なんとか残暑を乗り切っていただきたい。
2014/08/21(木)19:30
「転宅」
「三方一両損」
(仲入り)
「鰻の幇間」
久しぶりのこはるさん。髪が長い。といっても伸ばすわけではなく,切り損ねているだけのようですが。
「鰻の幇間」は初めてなのか。しかも来年まで封印とか言っていた。鰻屋の創業者が面白かったな。また聞いてみたい。
どう見ても体力があるようには見えないこはるさん。なんだか体調が心配ですが,なんとか残暑を乗り切っていただきたい。
2014/08/16(土)17:45
「饅頭こわい」雷門音助
「お菊の皿」桂宮治
(仲入り)
「薬缶なめ」雷門音助
「青菜」桂宮治
前の目黒での映画の会がはねたのが18:00過ぎ。
17:45の開演時刻は過ぎていたし,行ったことのない会で予約なしで入れるのかなど勝手が判らなかったのだが,会場は目黒から二駅の白金高輪駅駅直結の高輪区民センター。
会場に着くと,当然入口は締まっているが,外の廊下まで宮治さんの「お菊の皿」が聞こえる。仲入で入場できた。
最前列は畳に座布団。巣二列目以降は和室用のローテーブルに座布団を置いて座るというレイアウト。30人弱?
宮治さんを二席は聞けるかと思っていたのだけれど,仲入り明けで音助さんが登場。ちょっとガッカリしてご免>音助さん。
どうやら宮治さんはかなり酷い二日酔いだったようですが「青菜」を熱演。
せっかくなので,お席亭のご自宅での打ち上げにも参加。演者込みで20人近くもいたか。
プロ並みの(というかプロらしい)の手料理を満喫。宮治さんはなかなか調子が戻らない様子。
こちらも寝不足でフラフラしてきたので,早めに引き上げた。
2014/08/10(日)17:30 ミュージック・テイト西新宿店
「手紙無筆」
「親子酒」
(仲入り)
「黄金餅」
台風11号の影響で,新宿は朝から豪雨と小止みの繰り返し。前回(7/10)は台風8号接近中だった。
談吉さんにとっては八月初の落語とのことで,長めで回し過ぎな馴らし運転。
「親子酒」「黄金餅」は前回のアンケートから採用。「親子酒」は初めてなのかな?
「黄金餅」の金兵衛さんは木蓮寺への道を間違ったらしいが,私はそらんじているわけではないので判らなかった。途中で立ち止まったのは気づいたけれど。いずれにしても,辿り着いて何より。
何度となく呪文のように「クオリティが,クオリティが……」と繰り返していましたけれど,演者の考えるクオリティと客が感じるクオリティは異なるのでしょう。客の一人としては充分に楽しみました。
立川談吉の落語が好きなので,その時の高座をそのまま楽しんでいます。気になる点とか無いわけでも無いのだけれど,それはそれ。機会があればご本人に伝えるかもしれないし伝えないかもしれない。
いつか立川談吉の落語が私の好みの範疇から外れてしまったら,その時には黙って客席から消えようと大仰な覚悟をしていますが,あの高座の雰囲気とそれを楽しむこちらの感覚のバランスは,ちょっと他の落語家さんでは得られない快楽なので,永く見ていられたらいいなぁと思う。
変わらないで欲しいということでは無く,変わっていく様も含めて面白がりたいということですけど。
2014年07月29日(火)19:00「挑戦!新・宮治本舗 第二回」@国立演芸場
ゲスト:三遊亭小遊三
「オープニングトーク」桂宮治
「雑排」雷門音助
「棒鱈」桂宮治
「お化け長屋」桂宮治
「鰻の幇間」三遊亭小遊三
(仲入り)
「船徳」桂宮治
この日,私の勤務地である新宿では立川談吉さんが出演する会と,立川笑二さんが出演する会があり,後ろ髪を引かれながら新宿を後にする。
更にはこれまで皆勤だった野毛での立川こはるさんの会もあり,横髪も引かれながら三宅坂へ。
会場で妻と合流。見知った顔が何人も。我々の席は下手側最前列。すぐ後ろには戸越銀座おじさん。
開演数分前に宮治さんが上手側幕横から出てきてトーク。
「前回は三席とも長過ぎて終了時刻が遅くなったから今日は短めにします。」と言ったけど全然信じられないし,結果全然短くなかったし,でも全然いいんだけど。
音助さんって宮治さんのお嬢さんのお気に入りでしたっけ?良い人そう。話もきっちり。
「お化け長屋」の後半は初めて聞いた。というか,知らなかった。
「船徳」では序盤で明らかなトチり。事前にかけた西荻の時と全く同じところをマジでトチったらしい。
一方これはトチリではないのだけれど,竿を流される場面で扇子を舞台袖に飛ばして,櫓はどうすんだ?と思わせて帯の後ろに隠しておいた別の扇子を出して見せるというサプライズ演出……だったんだけれど,前方の席客からは,初めからもう一本の扇子が見えていて,そういうことだよねと思われていたはず。
そんなこんなも含めて結局やっぱり面白かったんだけれど,この日の白眉はゲストの三遊亭小遊三さんの「鰻の幇間」。
私は三遊亭小遊三さんの生の高座は初めて。
「鰻の幇間」は最近では6月のレフカダと今月の道楽亭で宮治さんのを聞いた。
どちらが面白いとかつまらないとか良いとか悪いとかではないんだけれど,小遊三さんの「鰻の幇間」は絶妙に力が抜けている。「鰻の幇間」という話が持っている面白さそのままに面白い。白焼きだね。今の宮治さんにはおそらく出来ない話。
「手短に!」言えば,「宮治ってスゲー汗かいていろいろ詰め込んでるけど,落語って普通にやれば面白いじゃん。」と思われかねない。
そもそも演者としてのタイプの違いなのか,これこそが二つ目と真打,経験の差なのか。考えてみれば怖いゲストを呼んだものだ。
でもさ,宮治さんの濃厚なタレがまた美味いしクセになるんだよね。というわけで,早速次回のチケットを先行予約済み。「居残り佐平次」楽しみ。
※終了後のロビーで,早速「手短に!」を乱用するOL風女子発見。あのギャグ,「典子は、今」的な連想をしてしまったな。
2014/07/19(土)16:00 豊島公会堂
「反対車」桂宮治
「麻のれん」春風亭一之輔
「死神」桃月庵白酒(三遊亭圓朝作)
「二十四孝」春風亭昇太
(仲入り)
「錦の袈裟」柳家三三
「真景累ヶ淵より お累の自害」桂歌丸(三遊亭圓朝作)
会場は時代のついた公会堂。向かいの公園では「東京フラフェスタ in 池袋」。
チケット購入が遅れたためS席でも二階席。座り心地が良いとは言えぬ椅子で開演を待ちながら,入口で配られた団扇の意匠で錚々たる顔ぶれと肩を並べた宮治さんの名前にしばし見入る。
阿波踊りの出囃子で宮治さん登場。今日も馴染みの「戸越銀座!」の声がかかる。
これをいじりつつ,大阪のオバサンと自動改札のマクラから話に入る。
「圓朝祭なのにこれでいいのかなぁ」と言いながらの熱演。赤い毛氈に飛び散る汗。
「芸者をあげる」のくだりでサゲと勘違いした何人かが拍手。「未だ終わりじゃないよ。一之輔兄貴は出さないよ!」と言いつつ本当のサゲに向かう。ここは以前に日本橋亭の独演会で,客席ばかりか前座さんも勘違いして幕を半分降ろしたことがあったっけ。あの時はともかく,今では意識的に勘違いを誘って笑いを作っているのでは……なことは無いかな。
触れられそうな至近距離で見る機会が多い宮治さんの高座ですが,遠く二階席から見ていると,いかにも人気落語家さん然としていてるなぁ,とちょっと複雑な気持ち。
毛氈に飛んだ汗を手ぬぐいで拭いて,高座を降りる宮治さん。続いて上がった一之輔さんは大袈裟に顔をしかめて,「手ぬぐいで拭いたくらいじゃとれないよ」と毛氈に飛んだ汗の範囲を扇子で示す。
「麻のれん」は初めて聞いた話。面白い事は言うまでもなし。
白酒さんは圓朝作品担当のプレッシャーを吐露。圓生とは違うからと繰り返し敷居を下げる。
死神がヨーロッパ起源であることから初の海外旅行で搭乗したスイス航空のCAの話になり,世界遺産の教会の話から(ちょっと宮治さんをいじって)死神へ戻る。
斬新な死神のキャラ設定,そして死神を枕元の死神を退散させる手段。
話は前日に戻るけれど,「柳家小三治さん人間国宝」の大ニュースがあった。
この日の中入り後の演者を見て,個人的に何やらドキドキしていたのですが,結局この話題に触れたのは白酒さんのみ。
マクラではなく話の中に大胆に放り込んできて会場が沸いた。終盤では更に一歩踏み込んだ白酒さん。会場がざわついたように感じたのは私の穿ち過ぎかな。愛嬌たっぷりの外見に似合わぬ毒をはく,との噂に違わぬ白酒さんの高座でした。
昇太さんは圓朝祭の話が来たときに「圓朝作品なんて……」と謙遜したら「昇太さんは圓朝作品じゃなくていいです。」と言われてホッとしたような複雑な心境を告白し,この日の白酒さんの死神を聞いて「あれなら俺でもよかったんじゃないか!」。
開演前にフラフェスタを見ていた時の悲しい出来事。ここでも宮治さんがいじられる。
同期の立川志の輔さんとの対比ネタからはいった爆笑の「二十四孝」でしたが,サゲで泣きそうになる。
仲入り。ここまででも充分に堪能したのに,更に三三さんと歌丸さんが続くという贅沢さ。
仲入り開け。高座の毛氈が藍色に変わっている。(宮治さんの汗のせい,ではないでしょう。)
三三さん,いつものようにひょこひょこと登場。とにかく聞かせます。
三三さんが下がると,いったん幕が降りる。
再度幕が上がると,板つきで歌丸さん。笑点では歩いて登場していたと思うのですが,段差のある高座は厳しいのか。
話の方は,前後の繋がりを知らない私には判らないところもありましたが,しっかりとした口調で未だ未だこれからのご活躍を期待させる高座でした。
堪能。
2014/07/15(火)19:00 道楽亭
「坂本竜馬とおりょう」宝井琴柑
「鰻の幇間」桂宮治
(仲入り)
「看板のピン」桂宮治
「鍋島の化け猫騒動」宝井琴柑
先月の一龍斎貞弥さんに続いて,宮治さんと女流講談師の組み合わせ。講談を主目的で見に行くことは無いので,こういった組み合わせはありがたい。
聞く機会が少ないので,講談については良いも悪いも判らないのですが,独特の心地よさがありますね。
宮治さんはこの夜も爆発。あの空間ではオーバースペックと思えるほどの熱演。
一席目は会場備品の段ボール製釈台を使った琴柑さんでしたが,トリでは持参の木製天板を乗せ,その上手側に演者自身で明るさと色を調整出来る照明を置く。やはり段ボールとは張扇の音が違う。
照明を落とした会場で,下からの照明に浮かび上がる琴柑さんの化け猫話で,楽屋スペース撤去ギリギリの大入りとなっていた熱い客席に冷た~い風が吹き込んだ気がした。
「怪談を聞いた帰り道が一番危ない。」という琴柑さんの言葉で帰り辛くなったのか,多くの客が打ち上げに参加。お二人を囲んで盛り上がる。
高座の琴柑さんも魅力的だったが,私服に着替えた琴柑さんは怪談の怖さも吹っ飛ぶキュートさ。
あぁ,思い出した。せっかく宮治さんから「ドイツんだ」を振られたのに「オランだ」の返しが出てこなかった。不甲斐ない。オランダ生まれのキャラクターの話題で宮治さんをバカにした直後の優しい振りだったのになぁ。宮治さんごめんなさい。バカは私でした。
今週末土曜日は,またまた宮治さん出演の「盛夏吉例 圓朝祭(初日)」@豊島公会堂に行く。妻も同道。
宮治さんはネタだしで「反対車」。他に春風亭一之輔,桃月庵白酒,春風亭昇太,柳家三三,桂歌丸というスター軍団。個人的な好みのうえでも,よくぞ揃ったという面々。うれしい。楽しみ。
2014/07/14(月)19:30 らくごカフェ
「元犬」立川笑二
「バリバリ女子大生」三遊亭粋歌
(仲入り)
「おじいせん」三遊亭粋歌
「天狗裁き」立川笑二
あー,やっちゃった!!
この日は,もうひとつ気になる会があったのだけれど,悩んだ挙句こちらに決めた。
早めに神保町についてICI石井を覗いていると職場の上司から電話。どうやらこの日,私は23:00まで仕事の予定を入れていたらしいのだが,てっきり17:00までと思い込んで,さっさと退社してしまったのだ……
職場に戻ることも考えたが,スタッフの頭数は何とかなるようなので,欠勤扱いということで平謝りで電話を切る。
よくよく考えるに,この日はどちらの会に行くかの前に,落語に行くか行かないかで悩み,翌日や週末にも落語の予定があるから,この日は仕事をしよう。と決めたことを忘れていた。
まぁ良い。いや,良くはないが,仕方が無い。いやいや,仕方が無くもないが,どう考えても私のミス。明日改めて頭を下げるしかない。切り替え!!
開場15分ほど前に会場着。既に数人並んでいる。開場までにさらに数名が並ぶ。
開場。料金を払い,最前列の下手の席を確保。開演までの30分の間に,これから職場に戻れば,少しは稼げるけどなぁとも考えたが,今更だしな。
笑二さんは昇進の会以来。マクラで初恋の話。
「元犬」を聞くのは二度目か。面白い。あのサゲは,皆さんどちらに解釈しているんだろう。本人はどちらのつもりなのだろう。
粋歌さんはシェア以来。
「バリバリ女子大生」は白鳥さん作。どうも,私は白鳥さんと合わないのかな。同郷ということで親近感はあるんだけれど,残念なことにハマった事がない。
「ビッグイシュー」の扱い方も気になったな。これは,私が気にし過ぎるのかもしれない。
サゲは白鳥さんのままなのか,粋歌さんが変えているのか判りませんがピンとこない。「サゲなんて照れ隠し」と言ったのはサンキュータツオさんだったか。それほどサゲを重要視するわけではないけれど,それにしても……だな。
仲入り。少し職場の事を考える。
仲入り明け。
「おじいせん」は面白かった。愛想尽かしをしたはずの男からの電話で,フッと許しそうになる粋歌さんの表情が切なくて大好きだ。
さて,まんまと罠にハマって引き受けたトリの笑二さんは「天狗裁き」。
出だし,「芝浜」見立てで一笑い。最後まで面白い。
あぁ,やっぱり来てよかったと。と思いつつも,浮かんでくる上司の顔を押さえつけて,無理やり余韻にひたる帰り道。
2014/07/10(木)19:30 ミュージック・テイト西新宿
「千早ふる」
「大工調べ(序)」
(仲入り)
「ろくろ首」
「嵐を呼ぶ男」と異名をとる談吉さん。仕切り直しの大事な会の初回となるこの日は,折しも台風8号接近中。「50年に一度」とか「7月では最強」とか,なかなか強力な台風らしい。開始時刻には雨もパラパラ。
ご本人は,何故か自宅から新宿まで四時間くらいかけて歩いて来たという。マクラ代わりに「ココを通って,ココに出て,ココに入って」などと地名を挙げて黄金餅的にではなくただの話として語るが,こちらの地理的な知識が不足でよく判らない。先ず,何故歩いてきたのかも判らないけれど,そこそこ面白いから良し。
「千早ふる」序盤では喉を震わせていたものの,途中突然に喉に異変。ご本人も客席も不安に包まれたまま話は進み,なんとかオチへ。
途中,携帯電話の着信音が聞こえたような気もしたな。
スタッフから受け取ったペットボトルの水で喉を潤し「大工調べ」。喉は何とか持ちそうな感じ。
談吉さんの言い立てが好きだ。
終わって頭を下げたときにペロッと舌を出したのが見えたぞ。四時間の徒歩のためか足元もふらついているように見える。いろいろと大丈夫だろうか?
仲入り。外に出てみると雨は上がっていて風もないが,空を見上げると雲の動きが早い。
仲入り明け。喉の調子を気にしつつ,ネタおろしとなる「ろくろ首」。
今まで触れられることのなかった(かな?)与太郎さんの一面に踏み込む演出で,(違うと思うけど)社会問題に一石を投じつつ爆笑を獲った。
毬と猫のくだりは難しいね。
出来については今後の課題として,けっこう面白かったよ。
次回(8/10(日)17:30)からは,客のリクエストでネタおろしの演目を決める(かも)とのこと。その方が楽だとおっしゃっていましたが,そういうもの?一応,アンケート用紙に一つだけ演目を書いてきました。
台風8号はアジア名「ノグリー」。韓国語で「たぬき」の意味でしたけど,たぬきの話は演らなかった。
終了後,会場を出るとまた雨がパラついているものの台風という程の状況ではなく,横浜の自宅に着くまで静かな夜。翌朝には通り過ぎた後らしく,たぬきに化かされたような台風でしたねぇ。
2014/06/17(火)19:00 道楽亭
「お坊主稲川夫婦相撲」一龍斎貞弥
「お菊の皿」桂宮治
(仲入り)
「ちりとてちん」桂宮治
「姉川合戦・木村又造鎧の着逃げ」一龍斎貞弥
心身ともに低調な日々。カンフル剤代わりに道楽亭へ。
お客さんは20人弱?
講談は,それ自体を目当てに出かけることはないけれど,お気に入りの落語家さんとの組み合わせで何度か聞いたことがある。貞弥さんも以前立川こはるさんとの二人会で聞いた。
稲川はいい話といえばいい話だけど,木村又造はなんだろう,「鎧の着逃げ」と題した時点で「忠」や「考」ではなく面白ろなのかな。聞き慣れていないからかちょっと戸惑う。でも,声と調子が心地良い。
段ボール製の釈台ってあるんだね。
宮治さんは段ボール製釈台や一龍斎貞水さんなどの講談絡みの話から,人間国宝の話に触れつつ,怪談繋がりで「お菊の皿」。そして「ちりとてちん」。
打ち上げにも10数人が参加。
最近,テレビでの露出も増えた宮治さん。当然のように「噺家が闇夜にコソコソ」の話題も出ましたが,この番組をご存じないお客さんもおられました。
当日朝に録画を見た私が,その直後にYoutubeのWeb限定スペシャル動画・第十二席を視聴した段階で再生回数が68回。 意外に少なかった。どれくらいの人があの番組を見ているのかな。
さて,充分に笑わせてもらった。カンフルが効いたかどうか判らないが,とりあえず一日づつ乗り越えていく。というかやり過ごす。
2014/06/11(水)19:00 レフカダ
「春眠」瀧川鯉八
「鰻の幇間」桂宮治
(仲入り)
「つる」桂宮治
「男と女」瀧川鯉八
ここでのこの二人の組み合わせ,私は二回目。この日は雨のためか,やや空席が目立つ。
鯉八さん,高座に上がるやお詫び。曰く「宮治さんが闇夜にコソコソの収録があり,本日は打ち上げ無し。」とのこと。
「逆に,自分だけ用事があって,宮治さんは残れるという状況なら打ち上げがあったのではないか。」「ビデオカメラが入っているけど,自分の高座の時には赤いランプが点いていない。」「希望の光の無い闇夜にコソコソしているのは僕の方ですけどね。」と自虐ネタが続き,「春眠」へ。
おそらくこの話は二回目だけれど,聞いた後で内容が殆ど思い出せない。どんな内容だっけ?面白かった事だけは覚えている。チェシャな笑い。不思議。
この日から始まった池袋演芸場の「真打昇進披露興行」の準備から駆け付けた宮治さん。疲れているし次のコソコソの収録で頭が一杯でやる気が出ないと言いつつ,「嘘ですよ。こっちが本業ですからね。」と付け足し。
どちらが本音かは神のみぞ知る。おそらく本人も判かっていないと思う。今はどちらが本音でもかまわないが,言葉だけでも「こっちが本業」と言えるのであれば,この会をしくじっても私としては構わない。何年か後の落語家・桂宮治で取り返せる。
とはいえ,そう簡単にはしくじってくれない宮治さん。ビデオカメラの赤ランプも点いたらしく(未確認),AKB総選挙の話から徐々に温度を上げて,「鰻の幇間」で爆笑をとる。
仲入り明けて,再度登場した宮治さん。「つる」でそんなに汗をかけるかというくらいの熱演。こっちの体調が悪ければ,胃もたれしかねないほど濃厚な笑いを残して「では,さようなら」と袖へ。
トリは鯉八さんで「男と女」。先日のエチゼンヤでオマケとして聞いた話で「春眠」とは違って結構内容を覚えている。
脱力系の笑いをたっぷりと堪能。
この二人の組み合わせは至福です。