『Biri-Biri寄席』@Cafe Live Wire

2015/11/20(金)19:00「Biri-Biri寄席」@Cafe Live Wire
「寄合酒」立川うおるたー
「替り目」立川志ら鈴
「和歌三神(ねたおろし)」立川寸志
「親子酒」立川笑二
「がまの油」立川寸志

 うおるたーさんは初。鼻が高い。(顔の話)

 志ら鈴さんは随分と久しぶり。あぁ,そうそうこんなお辞儀だったなぁ。なんだか不思議なお辞儀なんだ。
 以前は声質がアニメっぽいなぁと思っていたけれど,本人が微調整しているのかこちらが慣れたのか,そこは気にならなくなった。話も悪くなかったけれど,サゲがフニャっと終わった。

 寸志さんの「和歌三神」は初めて聞く話。「鼓ヶ滝」のバカバージョン。面白かった。

 笑二さんの話はいつも高値安定。

 寸志さんの「がまの油」は酔ってからの油売りがリアルにメンドクサイい苦手なタイプでひく。

 「若手と飲もう」という触れ込みの打ち上げではありましたが,やっぱりというか前座さんが色々と気を使って働かなければならずチョット気の毒。とはいえ,普通の飲み会に比べれば客に交じって飲む時間も取れたのかな。

 会場は怪しげだけれど,面白い会だった。

『負けてたまるか!? 立川らく兵 vs 桂宮治』@道楽亭

2015/11/17(火)
「長短」立川らく兵
「天災」桂宮治
(仲入り)
「徳ちゃん」桂宮治
「目黒のさんま」立川らく兵

 宮治さんは「天災」で,らく兵さんは「目黒のさんま」で台詞がとぶ。ジタバタしつつ笑いをもぎ取る宮治さんと,そのまま暫くフリーズしていたらく兵さんの好対照ぶり。

 打ち上げでもウーロン茶を手に宮治さんの口撃に防戦一方のらく兵さん。何だかいじらしい。

 でも,宮治さんも西荻でのネタおろしに続いて同じところで詰まったらしく,本気で凹んでいたのも可愛い。

『余一会 激突!二ツ目バトル』@浅草演芸ホール

「挨拶」古今亭志ん輔
出演者紹介
商品賞金審査員紹介
出番決めジャンケン
「ぼくのアニさん」瀧川鯉八
「ビール売りの女」古今亭駒次
「道具屋」三遊亭好の助
「もう半分」桂夏丸
(仲入り)
「寛永宮本武蔵伝 山田真龍軒」神田松之丞
「出待ち」柳家わさび
「大工調べ(序)」立川笑二

「パントマイム」カンジヤマ・マイムB
「宮戸川」古今亭志ん輔

 10:30に到着したが,既にちょっとした行列。先頭の熟年ご夫婦に続いてギャルズ数名。青年一人に続いて並ぶ。
 暫くして,鯉八さん,夏丸さんが到着。浅草演芸ホールが初めてらしい笑二さんは入口を探してしばしウロウロ。

 最前列まん真ん中に陣取る我々夫婦。舞台が近くて高いので見上げる感じ。結構な客の入り。

 六人の予定だった審査員は二名欠席で四名に。
 ジャンケンで決まった順番は不思議にチラシ写真の並び通り。

・紹介の時から当日放送のNHK新人落語大賞の話題を押しっぱなしの鯉八さんからスタート。
 ところが時間配分に手違いがあったらしく,当初のプログラムでは一人当たり15分予定だった持ち時間が,二人目の駒次さんから急遽20分に変更されたらしい。
 そのうえ,開演後もお客さんが増え続け,鯉八さんを聞いていない客(審査員)がかなり居たりとか,どうにも鯉八さんには不運な状況。NHKの反動なのか弾けたというか抜けた感じで面白かっただけに勿体ない。

・駒次さんはBS笑点の若手大喜利等で拝見したことはありますが,高座は初めて。野球に疎い私でも面白かったし会場受けもすごかった。

・全く初めての好の助さん。ナポレオンズの背の高い方の息子さんなんだとか。こちらも面白かった。

・怪談噺で挑んだ夏丸さんの高座は二回目。前回も怪談で「江島屋怪談」だった。如何にもなオドロオドロしさではなく淡々とした口調がかえって怖い。
 怪談は結構だけど,マクラでの唐突な歌とか空回り。目立つ言い間違いもあり惜しい。

 仲入りで気がつけば二階席にもそこそこのお客さん。

・松之丞さんは間近で見た汗の量が尋常じゃない。
 私が講談を知らない為かもしれないが,笑いはいらないんだけどというタイミングでちょいちょい挟んでくるのが気になる。ひたすらカッコ良いのを聞きたいな。

・わさびさんは二回目か。話はもうちょっと練れそうな気もするんだけど,何しろホワンとした雰囲気と強烈な表情のギャップが面白い。結構好き。

・笑二さんの大工調べは何度か聞いているけれど,やっぱり特に終盤の与太郎の啖呵が堪らない。

 鯉八さんがスマートフォンを持って現れ「(NHKで)今俺が演ってる」と司会の志ん輔さんに見せるなど,バトルとは程遠いユルーイ雰囲気のなかでの結果発表。死装束と皆から揶揄された白い着物で挑んだ松之丞さんが優勝。
 審査員からの個別の寸評で忘れられたわさびさんが泣きながら舞台を去るという件も面白かったな。

 鯉八,笑二という贔屓のお二人が優勝できなかったのは残念だけど,総じて皆さん面白かった。偉そうに言えば予想以上に面白かった。帰宅後に録画で見たNHK新人落語大賞と遜色ないくらい。

『たけうま書房20時研究落語会』@たけうま書房

「町内の若い衆」
「幇間腹」
(仲入り)
「天災」
「昭和四天王についてのあれやこれや」

 寸志さん個人蔵の古いパンフレットなども展示された古書店内。
 客が少なくもったいない。
 この日の寸志さん,ちょっと鼻風邪気味だったように見えたが,話の方は安定して面白く。

 落語の後,立川談志,古今亭志ん朝,三遊亭円楽,橘家圓蔵を四天王として,現在の落語界を語る。こちらがこの日の目玉といっては失礼か。
 何故,春風亭柳朝ではなく圓蔵説を採るのかを含めて,腑に落ちることが多く興味も尽きないが,多分,書かない方がいい内容。
 疑問やお尋ねしたいこともあったのだけれど,時間的な問題もあり,この日は聞くだけで終了。
 そうでなくても,四天王縁の話を一席づつの予定が伸びて圓蔵さん分はカットしたくらいなので。

 個人的には自宅も近く,翌土曜日も休みだったのでいくら遅くなっても良かったのだけど。

マンションの話とキングオブコント

 10:00から相手宅で当事者同士の話し合い第一ラウンド。
 もともと顔見知りでもあり,お互いに事を荒立てるつもりは無いことを確認。遅くても今年中の解決を目処に。ということで合意。穏やかに済みますように。

 午後からは溜まっていた作業を片付けて早めの夕食。
 前日録画しておいたキングオブコントを見ながらワインをチビチビ。
 コロコロチキチキペッパーズの一本目は確かに面白かったけど,総合ではロッチの方だよなぁ。
 その前に巨匠の点数の低さに唖然。巨匠やアキナが上位五組に残れないなんてドーユーことだと憤懣やるかたなし。
 今回の審査員のメンバーは皆大好きな芸人さん達ではあるけれど,決勝に残れなかった芸人さん達が審査をするという前の方法が面白かった。