2014/07/10(木)19:30 ミュージック・テイト西新宿
「千早ふる」
「大工調べ(序)」
(仲入り)
「ろくろ首」
「嵐を呼ぶ男」と異名をとる談吉さん。仕切り直しの大事な会の初回となるこの日は,折しも台風8号接近中。「50年に一度」とか「7月では最強」とか,なかなか強力な台風らしい。開始時刻には雨もパラパラ。
ご本人は,何故か自宅から新宿まで四時間くらいかけて歩いて来たという。マクラ代わりに「ココを通って,ココに出て,ココに入って」などと地名を挙げて黄金餅的にではなくただの話として語るが,こちらの地理的な知識が不足でよく判らない。先ず,何故歩いてきたのかも判らないけれど,そこそこ面白いから良し。
「千早ふる」序盤では喉を震わせていたものの,途中突然に喉に異変。ご本人も客席も不安に包まれたまま話は進み,なんとかオチへ。
途中,携帯電話の着信音が聞こえたような気もしたな。
スタッフから受け取ったペットボトルの水で喉を潤し「大工調べ」。喉は何とか持ちそうな感じ。
談吉さんの言い立てが好きだ。
終わって頭を下げたときにペロッと舌を出したのが見えたぞ。四時間の徒歩のためか足元もふらついているように見える。いろいろと大丈夫だろうか?
仲入り。外に出てみると雨は上がっていて風もないが,空を見上げると雲の動きが早い。
仲入り明け。喉の調子を気にしつつ,ネタおろしとなる「ろくろ首」。
今まで触れられることのなかった(かな?)与太郎さんの一面に踏み込む演出で,(違うと思うけど)社会問題に一石を投じつつ爆笑を獲った。
毬と猫のくだりは難しいね。
出来については今後の課題として,けっこう面白かったよ。
次回(8/10(日)17:30)からは,客のリクエストでネタおろしの演目を決める(かも)とのこと。その方が楽だとおっしゃっていましたが,そういうもの?一応,アンケート用紙に一つだけ演目を書いてきました。
台風8号はアジア名「ノグリー」。韓国語で「たぬき」の意味でしたけど,たぬきの話は演らなかった。
終了後,会場を出るとまた雨がパラついているものの台風という程の状況ではなく,横浜の自宅に着くまで静かな夜。翌朝には通り過ぎた後らしく,たぬきに化かされたような台風でしたねぇ。