2014/02/15(土)15:00(前日の大雪のため一時間繰り下げ) 古石場文化センター3F第一和室
「それそれ」
「暴れ牛奇譚」
(仲入り)
「シェアタイム」鯉八×四家(主催)
「カエル」
朝07:10,午前中の仕事のために家を出る。前日からの雪で横浜の自宅周辺は越後産まれの私が緊張感を強いられるレベルの雪道。昼過ぎに妻と合流して会場に向かうつもりだったが,自宅最寄駅までの起伏の激しい雪道は妻には過酷と私判断で一名キャンセル。
都内の積雪はいくらか少ないが,雨でぐちゃぐちゃの状態で始末が悪い。
会そのものは当初予定の14:00から一時間遅れでの開催が決定。主催者にとっても難しい判断だったと思う。少なからずキャンセルも出たでしょうが,前日当日の申し込みもあったようで,結果的には満席に近かったのではないか。
私の鯉八体験は六回目,生で聞くのは四回目。
始めは2011年のNHK新人演芸大賞。他の出場者も演目も何も覚えていないが,「歪んだ人がすべった」という強烈な印象だけが残った。(後日,ご本人には「歪んだ人が」を除いてお伝えした。)
ちなみに「シェアする落語」の主催者・四家さんもこの放送きっかけで鯉八さんに注目したようです。やはり,見る目が違う。
その後,四家さんのブログでの評価の高さに,正直「エッ,あの人だよね?」と半信半疑。というか三信七疑くらい。四家さんは信頼するにしても好みの問題もあるし。
「暴れ牛奇譚」を初めて聞いたのは,鯉八さんでではなく去年九月横浜での桂宮治さんの独演会。強烈だった。宮治さんにとって初めての新作挑戦。鯉八さんが自作をご自身以外に許可したのも初めてだと聞いた。
(あぁ,そういえば宮治さんを聞くようになったきっかけも四家さんだったのだ……)
そして昨年10月,柳家ろべえさん,立川談吉さんとの三人会でようやくご本人の「暴れ牛奇譚」を聞いた。不覚にもサゲで吹いてしまった。
その後宮治さんとの二人会で二度拝見し。この日が初独演会。鯉八さんは独演会自体が珍しいようです。
この日の演目「それそれ」「カエル」は三日前のレフカダの二人会で聞いたばかりでしたが,「またか」ではなく「きたか」となる面白さ。
仲入り後の演目は直前まで迷っていたようで,私個人的にはシェアタイムでも話題になった,全く覚えていないNHK新人演芸大賞で演じた「雨傘和尚」が是非聞きたかったのだが,またいずれどこかで……
鯉八さん。独演会でも面白かったなぁ。私にとって聞く機会の少ない新作のみならず,知る限りの落語の枠の中でも,最も面白い部類の落語と落語家さんに出会ってしまった。どうしよう。もうそろそろ,時間的経済的に追いきれなくなっているのに。
次回のシェアする落語も危険な香りがするんだ。