2015/10/07(水)19:00
「オープニングトーク」桂宮治
「新聞記事」桂伸力
「錦の袈裟」桂宮治
「片棒」桂伸治
(仲入り)
「子別れ(下)」桂宮治
「対談」桂伸治,桂宮治
幕開き前にステージ上手側から浴衣姿の宮治さんが登場。暫く悠然と客席を見渡した後でいきなりの土下座。
自分の誕生日に師匠に初めてであった国立演芸場に師匠を招いた特別な会なのに,チケットの動きが遅かったので師匠の顔に泥を塗ることになるかとハラハラしたが,蓋を開けてみれば結構な入りでありがたいと。
開口一番は前座の伸力さん。弟弟子が心配で半裸を舞台にさらす宮治さん。伸力さん,とにかく頑張ってください。
代わって登場した宮治さん。伸力さんの話。地方公演の話。タクシーの話。いじられたお囃子のお姉さんが照れつつ乱入。
「錦の袈裟」は良い調子だったけれどサゲで咬み,下がりながらテヘペロ的な可愛いらしい表情でヤッチャッタ感を出す辺りがずるい。
師匠の伸治さんは弟子の宮治さんをきちんと褒めてニコニコと「片棒」へ。
ネタおろしの「子別れ」が良かった。
宮治さんの人情噺が好きです。毒舌・爆笑と形容されることが多い宮治さん。それはそうなのですが,宮治さんの巧さに触れる度に,このしっかりした素地があるからこそ暴走寸前,やり過ぎギリギリも自由に制御できるのだと感心する。
対談で師匠もおっしゃっていたが,これはもう才能としか言いようがない。
当然,皆さん気が付いている。ロビーでの次回(来年01/29(金))「宮治本舗 エピソードⅢ」@内幸町ホールのチケット販売には途切れることの無い行列。
宮治さんがチケットの売れ行きを心配しているのも今のうち。こちらがチケットが入手できるかどうかを心配することになる日も目前。