会場に向う銀座線で,念の為にと切れぎれの電波を拾いiPhoneで確認し,会場がオークラではなくニューオータニであることに気付く。
地方からいらっしゃる方が間違えなければいいがなぁなどと,いらぬ心配をしていたが,まんまとだ。
まぁ,虎ノ門と赤坂見附の違いなので事なきを得る。
途中,駅売店のスポーツ新聞の見出しで,森田芳光さんの急死を知る。「の・ようなもの」は,最も好きな映画のひとつ。
会は15:30開始の予定だが,複雑な造りのホテルの中,要所にある「お別れの会はこちら」の案内のおかげで15分頃には会場着。掠れた声を振り絞るように「チャンチャカチャン」を演る家元の姿が,会場手前の行列スペースに設置された大型モニターに流れる。列の後ろに並ぶ早々に進みはじめる。
本会場にも行列。白い花で飾られた祭壇の中央に高座が設けられ,奥に元気な頃の笑顔。
順番を待ち用意されていた白いカーネーションを手向け手をあわす。
一門の真打ち連に見送られ,「人生成り行き」のポストカードを渡されて会場を出たところで,時刻は15:30。
※会場出口で手ぬぐいやCDを販売してるのもご愛嬌。会場代も高いだろう。