桂宮治独演会『宮治本舗 エピソード Ⅲ』

2016/01/29(金)19:00@内幸町ホール

「オープニングトーク」桂宮治
「孝行糖」 三遊亭遊松
仮面女子~しのぶ亭~日高屋
「強情灸」桂宮治
「蜘蛛駕籠」桂宮治
(仲入り)
「らくだ」桂宮治

遊松さん。もうすぐ二ツ目昇進だとか。
見かけは(実際にも)若いんだけど,声や話し方がチョッと枯れた感じ。面白い。

宮治さんは,なんだかんだの漫談(立川流に含むところがあるな……)からの「強情灸」
この日唯一「入っている話」といっていたが,見事な噛みっぷり。

「蜘蛛駕籠」は先日の宮治展での下ろしたて。皆いいキャラ。

「らくだ」となると立川談志さんのそれを浮かべてしまうのだけど趣が異なる。
兄貴分(特に名前は出てこなかったかな)の雰囲気はベースが渡部篤郎さん,かなぁ。
特長的な体の動きはいささか色を付けすぎとも思ったけれど,後に酒に飲まれた屑屋さんが同じ動きをなぞる件で,判りやすい記号として活きてきた。さすが!
ボソボソっと売れっ子の師匠連に対して毒もはきつつ,ここからというあたりでぶった切る。あんな終わり方ある?初めに終わり方をくさしていた講談だってもう少し纏めるよ。

まぁ,予定時間をかなり超過してたからなんだけど(あそこまでしか覚えてないとかないよね!?),次の機会に楽しみが繋がったと思うことにします。

それにしても,宮治さんのネタおろしのレベルの高さは相変わらず。