マンション

裁判所やら法務局やらなんやかんやの結果,なんとか穏便に部屋の引き渡しを受けた。
ほっと一息だけど,次のフェーズは別の意味でより気が重い。
窓から臨む横浜の夜景も暗雲が垂れ込めているような……

『第12回 談吉百席』@サンライズホール

2015/12/26(土)19:00「第12回 談吉百席」@サンライズホール
「お化けの気持ち」
「笠碁」
(仲入り)
「富久」

 談吉納めの落語納め。

 春吾さんについては「談春弟子の会」(春太)や「立川談春一門会」,こはるさんとの「二つ目昇進記念落語会」,「ミラクル春吾」併せて10回に届くか届かないか。
 熱心なファンだったとは言わないが後味の悪くない「持参金」は,この方と笑二さんの二人でしか聞いたことが無い。まったく違うけど。
 ていうか,「弟子の会」とか「一門会」とかが成り立っていたのですよね。

 春吾さんから譲られたという一つ紋の着物での「お化けの気持ち」。
 チョット複雑な気持ちにもなるけれど,聞く側が気にすべき事では無いか。面白い話。

 「笠碁」も好きな話。

 こちらの思い込みでしょうが,この会で同じ話を複数回演るとは思っていなかったという戸惑いはありましたが,拍子木と火の用心の声が会場前を通り過ぎた仲入り開けの「富久」も上出来。
 良い締めくくりとなりました。

落語家の皆さま,来年も良い落語をよろしく。

『ビリケン落語会』

「権助芝居」
「無料プレゼント」
(仲入り)
「二番煎じ」

 桂宮治ビリケン落語会は十数名の程良い入り。

 宮治納め。宮治さんも常に間違い無く笑わせてくれる。
 二席目は自作の新作。この日初めて試したとのことで,この時点では「無料プレゼント」という名前も決まっていなかったかな?
 落語というより,ご自身の体験談の再現といった態で,十数人の客前での口上が超リアル。まるでそのデパートの一角の販売会場に居合わせたかのような感覚になる。

『負けてたまるか!? 立川笑二 vs 立川寸志』@道楽亭

2015/12/20(日)18:00「負けてたまるか!? 立川笑二 vs 立川寸志」@道楽亭
「鮫講釈」立川笑二
「崇徳院」立川寸志
(仲入り)
「一眼国」立川寸志
「小言幸兵衛」立川笑二

 このお二人の聞き納め。
 常に高値安定のお二人。ネタ下ろしの「崇徳院」「小言幸兵衛」もハラハラしない。
 敢えて言えば笑二さんが「鮫講釈」で扇子を飛ばすというハプニングがあったけれど,なんとかサゲに取り込んで見せた。

『まけてたまるか!? 立川こはる vs 桂宮治』@道楽亭

2015/12/10(木)19:00「まけてたまるか 立川こはる vs 桂宮治」@道楽亭
オープニングトーク
「初天神」桂宮治
「・・・・」立川こはる
(仲入り)
「茶の湯」立川こはる
「二番煎じ」桂宮治

 流石の大入り。

 何人か到着が遅れていた予約のお客さんがいたという理由もあるにせよ、長~いオープニングトーク。
 そのためか落語の方がバタバタ気味。

 先日の鎌倉の会から一転バッサリと髪を切りサッパリとしたこはるさん。
 一席目では意外なと言っては失礼だけど,落語力を見せてくれた。その出来に本人は苦笑いだったけど,良かったよ。

 宮治さんは当日思いついて一年ぶりのネタを20分でさらって架けたとか。大したものだと自画自賛だったが,素直に大したものだと思う。

 打ち上げも着座ギリギリの大勢が残り大いに盛り上がった。

『立川談吉だいじな会』@ミュージック・テイト西新宿店

2015/12/08(火)19:30「立川談吉だいじな会」@ミュージック・テイト西新宿店

「仏四噺」
「そばにいて」
(仲入り)
「死神」

 何故か職場が人手不足で急遽夜23時までの勤務となり,無理やり二時間の休憩をこの時間帯にねじ込むという荒業で駆けつける。

 結構な確率で聞いてきたこの会も,今回で一旦ピリオドを打つとの発表。
 その会に自作の新作を二席かけた。

 談吉さんの新作は独特。嫌いじゃない。
 でもトリネタの死神を聞くと古典の凄さというか,練度の力を実感する。

 いずれにしても「だいじな会」に代わる何か模索中とのこと。
 立川談吉が何を考え何処に向かおうとしているのか,こちらからは全くもって判り辛いことこの上ないのだが,本人には見えているのだと信じて,今年の締めくくり,来年への標となるはずの26日の大事な会「談吉百席」を待ちます。

華子

妻と二人で個人宅での落語会へ。

 ヒョンなきっかけでお誘いいただき,大好きなお二人の落語を堪能。

 会場準備のお手伝いでもと少し早めに伺う予定だったけど,その前に立ち寄った六本木の「村上隆の五百羅漢図展」に見入ってしまい,思ったより長時間の滞在。
 写真撮影OKと言う事であちこちでシャッター音が聞こえる不思議な美術展。平日の昼間とはいえ,もっと入ってもいいのにな。

http://www.roppongihills.com/…/2015/10/mam_murakami_takashi/

 さて,予定より遅れたとはいえ,開演時間には充分余裕を持って都内の閑静な住宅街にあるM宅に到着。

 既に演者さんの一人が前日とこの日の昼過ぎに会場の準備を済ませて(その後別の仕事で一旦戻ったとのこと)おり,特に手伝うこともなく,程良い広さの和風の客間でお抹茶をいただくという優雅な待ち時間。

 元々この話が持ち上がった別の落語会にいた顔ぶれからは我々夫婦の他にはもうお一人の女性のみが参加。その他は主宰者Mさんのお知り合いで総勢10名ほど。あの場で想像していた雰囲気とは隔たりのあるハイソな落語会でした。
 落語に詳しい方ばかりではなかったようですが和やかで楽しい会。演者さんを交えた料理持ち寄りの打ち上げも楽しかった。

 あの位の広さと雰囲気のある部屋があれば落語会が出来るんだねぇ……