2015/05/24(日)19:00 お江戸上野広小路亭
「粗忽長屋」
「大工調べ」
(仲入り)
「宿屋の富」
最近話題の携帯電話の駅張りポスターに因んだ話に続いて,初っ端が師匠の噺である「粗忽長屋」。談笑さんのは聞いたことが無いが,他の落語家さんの名前が出てくる部分をバッサリ切ったらしい。
サゲは師匠の形なのか,な?ほぼ存知ないながらも談笑さんぽいかなぁと。
笑二さんの「大工調べ」は何度めだろう。この日は中手が起きなかったが,出来が悪かったわけではない。少なくても私の耳には気になるトチりは無かったけれど,もとより笑二さんの売りは別。エッジが立っていない分,もしミスがあっても目立たないが,きっちり演ってもオォー!とならない言い立てがある演目は,ちょっと勿体ないようにも思うけれど,他の部分も充分過ぎる面白さ。
「宿屋の富」では,はったりをかます似非お大尽も可笑しいが,終盤の宿屋主人夫婦の繰り返しのやり取りでクスクスと笑わせ,長いかなぁと感じるか感じないかの絶妙なところで,パッと爆笑を取る。
次回の師匠の噺は「愛宕山」。