YOSE de GOLDEN CUP(横浜本牧ゴールデンカップ寄席)@ゴールデンカップ

2015/05/20(水)15:00 ゴールデンカップ
「たらちね」立川らくみん
「化け物使い」細井寿代(役者落語)
(仲入り)
「チューバ演奏」佐藤桃
「明烏」立川寸志

 更新した免許の受け取りのために仕事を休すみ,昼前に警察へ。受け取り書に「印鑑をお忘れなく!」と書いてあったのにも関わらず忘れたけどサインで大丈夫だった。
 弘明寺駅から日ノ出町駅。長者町を歩き,仲村川・車橋を渡って左に折れて川沿いを歩き石川町駅を過ぎて元町の交差点を右に曲がる。
 初夏の日差しとハートランドビールの誘惑に負けて,045マイロでトマト & バジルのアメリカンピザで一服。
 第二山手隧道を抜けて,だらだらと歩く。微妙に曲がった主道と,これまた曲がっていたり短かかったりする路地と言うか脇道の交差が生み出す有機的な風景が,城下町の格子状の街並みで育った私には何とも不思議な印象。
 真っ赤なオープンのアメリカンクラシックカーが停めてある商店街を歩き,ゴールデンカップに到着。

 一番乗りで高座前の席を確保。そのうちに地元客らしい男性グループ,同じく女性グループ,着物姿の男性客が訪れて,ツばなれ。

 開演直前にCDプレイヤーの不具合が発覚し,出囃子なしでらくみんさん登場。
 師匠の芝居があって,久々の落語とのこと。女性特有の声の高さも気にならず,しっかりした出来。
 席亭が何とかしたようで,細井さんの出ではCDプレイヤーが復活。役者落語というカテゴリーがよく判らないのだけれど,頑張ってました。
 チューバのソロは珍しいと思うのですが,女性としては大柄な佐藤さんが奏でる生の金管の低音が心地よい。
 トリの寸志さん。話に入る前に「顔と名前だけでも覚えて」と客席を廻って一人一人と握手。後で裏の真意を伺ってなるほどと思ったが,その時は見抜けなかった。
 「時次郎を羽生結弦のイメージで演ってる」と公言されていた点はスルーしますが,面白い。
 時次郎と父親のやり取りの前に,源兵衛とのやり取りを入れるのは,他にもある形なのかな?
 テキストから外れた時に瞬時にカバーして気にさせないのが強みでもあるけれど,話の流れで「OK」と言ってしまったのは,柔軟性の功罪の罪が出たかな。