六本木 伊~菜亭 第八回 桂宮治@気楽なイタリアン 伊菜

2014/11/08(土)18:00 気楽なイタリアン 伊菜

「春風亭昇太物語?(仮)」
「棒鱈」
(仲入り)
「七段目」

 「渋谷らくご」の初日初回が16:00にはね,そのまま六本木へ。早過ぎたけれど,どこかへ寄るほどの時間もなし。
 とりあえず会場の場所を確認しようと歩いていたら,小諸そばで蕎麦をたぐる宮治さん発見。落語家さんの蕎麦の食べ方を観察しようかとも思ったけれど邪魔しては可哀想なので見ぬ振りで通過。

 少しブラついてから会場へ。並んで待つ人はいなかったが,30席ほどが最終的にはほぼ満席。

 木遣りで始まるイタリアンレストランの落語会。

 さて宮治さん。風邪をひいているとのことで声が痛々しい。
 やる気が無い,漫談しかやらない,などと言いながらもガッツリ笑いは取る。

 国立で聞いた「静岡の奇跡」がブラッシュアップされ,マリンピアや娘さんのお馴染みの話も併せて一席分に換算。充分です。

 高値安定の「棒鱈」。酔った振りでフラフラ・目がトロンとしているのか,マジ風邪なのか心配になるが,それでも笑いが絶えることは無い。
 サゲでは,二階に上がって来た板前さんに一つ仕草を仕込んで大ウケ。流石です。
 最後は客席に向かってクシャミしそうな素振りで最前列真正面のお客さんを怯ませておいてギリギリで顔を背ける。かと思ったら,結局お馴染みのお客さんが犠牲になった。

 仲入りでは丸見えの控室?で襦袢姿で放心状態の宮治さん。声をかけたが生体反応が薄い。

 とはいえ「七段目」に入ればまたまた爆笑の嵐。定吉のお軽役への入り方が前に見たときより良い感じ。私はこのくらいが好きだな。
 それと,毎度のことながら鞘と鍔を結んでおいた下緒を解く仕草がツボ。面白いなぁ。

 最後も木遣で締め。

 打ち上げでも各テーブルを盛り上げ,近くの駐車場で纏を振る宮治さん。
 どこかのタイミングできちんと休養をとってメンテナンスして欲しいものですが。