2014/09/30(火)19:00 横浜にぎわい座・のげシャーレ
「ガマの油」
「野ざらし」
(仲入り)
「万金丹」
ストレートで気持ちの良い落語です。
開演直前にドアノブに引っ掛けてザックリと破れた袴を安全ピンでとめて登場のこはるさん。
先日の大雨で名古屋の地下鉄が浸水した日の前日に日帰りで戻った話。お馴染み大國魂神社の話。給湯機が壊れてシャワーが使えないけれどIHでお湯を沸かして行水しているのでそれほどの不便は感じていないとか。
こはるさんの言い立てについては,師匠である立川談春さんやその師匠である立川談志さんからの流れを意識してハードルを挙げている私がいて,正直なところ常にハラハラと背中合わせで満足したことはないのです。
口跡の心地よさは別格で,特に何が悪いということではなく,積み重ねによる全体的な底上げを待つばかりです。
それと,今さらですけど……歌は得意ではないのかな?
※「野ざらし」で浮かれた八五郎に対して他の釣り客が「談吉みたいな声出しやがって!!」っていうのが,私的には結構ジワジワ来たのだけれど,あの場のお客さんにはあまり伝わらなかったのかも。惜しいな。