グランド・ブダペスト・ホテル@角川シネマ有楽町

 8/6は日本にとって大きな出来事のあった日ですが,我々夫婦にとっては,結婚(式)記念日でもある。ちなみに今年は9回目。よりによってこの日を選ばなくても良かったのだが,深く考えたわけじゃない。深く考えない時点でダメなのかもしれないが。

と,去年と同じ言い訳をしつつ,日本の歴史を踏まえた未来については何をしていいか判らないので,せめて妻には良い雰囲気で食事でもと,猛暑の中を二人で都内へ。

 せっかだから映画でも見よう。都内で上映中の映画をざっと見渡すと興味を引かれるものがいくつか。あくまでも私の興味の順番に挙げてみると次の通り。
「グランド・ブダペスト・ホテル」「2つ目の窓」「GODZILLA ゴジラ」「スイートプールサイド」「思い出のマーニー」「マレフィセント」「呪怨 終わりの始まり」
 方向性が見えない。

 妻の選択は「マレフィセント」。ところが,東銀座駅に着いたのが開演時刻10分前。とりあえずマリオンに向かい,チケット売り場で5分前。ちょっとした行列が出来ていて手間取りそうなので,少し時間に余裕のある角川シネマ有楽町の「グランド・ブダペスト・ホテル」に変更。

 CGのようなアニメのような背景とか,全体的な映像が大好きなタイプの映画。グロいシーンもあるけれど,わざとリアルさを落としているダミーの人体表現でコミカル風味。アガサがとても魅力的。
 私はとても満足しましたが,妻の感想はどうだったのかな?「面白かった」と言ってはくれましたが,改めて「マレフィセント」を見に行く約束をする。

 夕食はフレンチ。店はグランド・ブダペスト・ホテルよりはまっとうなホテルの二階。
 いきなりアミューズが崩れ落ちたり,オードブルの蓋付きの器が丼物の風情だったり,突っ込みがいのあるコースでしたが,結局きちんと満足させてくれるのも伝統の力。小さなお祝いのケーキも付けていただきました。

 飲み残して持ち帰ったワインを自宅で飲みながらテレビをつけると,綾瀬はるかさんがインタビュアーとして広島のお年寄りから当時の様子を聞いていた。暑い一日。