2014/06/11(水)19:00 レフカダ
「春眠」瀧川鯉八
「鰻の幇間」桂宮治
(仲入り)
「つる」桂宮治
「男と女」瀧川鯉八
ここでのこの二人の組み合わせ,私は二回目。この日は雨のためか,やや空席が目立つ。
鯉八さん,高座に上がるやお詫び。曰く「宮治さんが闇夜にコソコソの収録があり,本日は打ち上げ無し。」とのこと。
「逆に,自分だけ用事があって,宮治さんは残れるという状況なら打ち上げがあったのではないか。」「ビデオカメラが入っているけど,自分の高座の時には赤いランプが点いていない。」「希望の光の無い闇夜にコソコソしているのは僕の方ですけどね。」と自虐ネタが続き,「春眠」へ。
おそらくこの話は二回目だけれど,聞いた後で内容が殆ど思い出せない。どんな内容だっけ?面白かった事だけは覚えている。チェシャな笑い。不思議。
この日から始まった池袋演芸場の「真打昇進披露興行」の準備から駆け付けた宮治さん。疲れているし次のコソコソの収録で頭が一杯でやる気が出ないと言いつつ,「嘘ですよ。こっちが本業ですからね。」と付け足し。
どちらが本音かは神のみぞ知る。おそらく本人も判かっていないと思う。今はどちらが本音でもかまわないが,言葉だけでも「こっちが本業」と言えるのであれば,この会をしくじっても私としては構わない。何年か後の落語家・桂宮治で取り返せる。
とはいえ,そう簡単にはしくじってくれない宮治さん。ビデオカメラの赤ランプも点いたらしく(未確認),AKB総選挙の話から徐々に温度を上げて,「鰻の幇間」で爆笑をとる。
仲入り明けて,再度登場した宮治さん。「つる」でそんなに汗をかけるかというくらいの熱演。こっちの体調が悪ければ,胃もたれしかねないほど濃厚な笑いを残して「では,さようなら」と袖へ。
トリは鯉八さんで「男と女」。先日のエチゼンヤでオマケとして聞いた話で「春眠」とは違って結構内容を覚えている。
脱力系の笑いをたっぷりと堪能。
この二人の組み合わせは至福です。