2014/04/22(火)19:00 国立演芸場
「オープニングトーク」桂宮治
「馬大家」滝川鯉○
「片棒」桂宮治
「花見の仇討」桂宮治
「人生が二度あれば」春風亭昇太
(仲入り)
「妾馬」桂宮治
「器が人をつくる」などと申しますが(申す……かな?ちょっと心許ない……),流石にオープニングトークから「片棒」のまくら辺りでは,器の大きさをはかりかねていた感がありましたが,そのうちに器の隅に手が届いたのでしょう,いつもの調子で廻し始めた。
いい感じで「花見の仇討」を終えて宮治さんがおりると,流れてきた出囃子は「デイビー・クロケット」。
最近,宮治さんの会に行くと,ご自身の出囃子「阿波踊り」ではなく「デイビー・クロケット」が流れることが多いのだけれど,この日はご本人登場。
正直なところゲストはいらないと思っていたのだが春風亭昇太さんであれば得した気分。いやー,やっぱり面白いや。
仲入り明けで既に21:00近い。すぐ終わりますから,といって始めた「妾馬」。結構詰めているのかな。本寸法を把握していないのでわからないのですが,不自然な流れではなかった。
しんみりのシーンは割にあっさりとした感じだったけど,宮治さんの目が潤んでいたようにも見えた。あれ,じっくりと演じたら,本人が号泣して落語にならないんじゃないかな。そんなこともないか。
うん,良かったよ。宮治さんの落語で泣く日が来るとはね。
涙を流したのも不覚だが,宮治さん演じる殿様がキリッとしたいい男に見えたのも,どうも納得いかないな。
終わったのが21:30。
総じて良い会でした。同行の妻も大満足の様子。
ちなみに私は最前列にいたのですが,後方の席でどんな感じに聞こえるのか見えるのか,ちょっと気になる。宮治さんの落語を遠くから聞いたことはないからなぁ。
次回は7/29日。「国立演芸場で桂宮治の独演会」ってところにもはや違和感はないので,ってことはそれ自体に新鮮味はないのでプラスαに期待。