2005/12/16(金)
全国公開は翌17日からだったのですが「109シネマズMM横浜」で先行ロードショーをやってました。
比較的新しい施設。お隣? のワーナー・マイカルより人影少なし。まぁ,平日ですし,この建物自体には映画館以外はゲームセンターとかレトロな雑貨屋さんがあるくらいで,ワールドポーターズとは事情が違う。みなとみらい線を使えば「新高島駅」直近なのですが,横浜駅からも歩けないわけではなく一駅くらい勿体無いというかめんどくさい。ただ横浜駅から歩くと途中が面白みの無い道なので,いまいち映画を見るというイベントへの盛り上がりに欠ける。時間に余裕があれば桜木町から歩いたほうが面白いかも。いや,素直にみなとみらい線にのればいいのですが。
劇場は11あるようですが,キング・コングをどの劇場で見たのかはすでに忘却。しかし,たしかペアシートがあったような気がするので「7」か「9」。となると,フィルムを使わない上映システム・DLPデジタルシネマが導入されているはずですが,それは後で知った事。その効果も違いもわかりませんでした……
ともあれ,面白かった。コングの表情とかのCGは凄かったし。ただ,「CASSHERN」同様,コングは大丈夫でも,付き合わされている女の子は死んじゃうよという動きがあちこちに。どちらかというと,ロングの画面のCGに違和感のある部分が多かったけど,これは期待が大きすぎるからです。
この時点でオリジナル版は未見でしたが,粗筋くらいは知っているわけで,島での描写が長々と続くので後半ばたばたになるかと思いきや,ニューヨークはニューヨークでたっぷりと。終了後,椅子が悪いとも思えないのに,何時に無いお尻の痛さを感じましたが,後で上映時間が3時間超と知り納得。
それを教えてくれたのは,銀座の福家書店前のワゴンで廉価版のDVDを売っていたおじさん。その時点では別のオリジナル版DVDを入手していたのですが,さらに安価なDVDを見つけて手に取ると,隣にいたお歳を召したお客さん「おれはそれを公開時に見たよ」と言って去っていきました。その後,販売のおじさんにピーター版を見たという話をしたのですが「3時間は長かったでしょ」と言われて初めて気づいた次第。
そういえば確かに長かったけれど,飽きたわけではない。しかし,監督が拘ったであろう細部のなかには,無くってもいいかな,と思える部分もありました。
後日,オリジナル版をDVDで見ましたが,やっぱりコングの造形や動きは隔世の感がありまが,ピーター・ジャクソン監督がいかにオリジナル版を愛しているのかがわかります。私の場合は見た順番が逆ですが,あぁ,このコングの動きはピーター版でもあったあった! と。
ちなみに,最後の台詞は変えるわけにはいかないのでしょうが,オリジナル版では違和感が無いのに,ピーター版ではとって付けた感じがしてしまいました。エンドロールも長かった~。