CASSHERN

 直近に観た映画は「CASSHERN」。賛否両論のようです。

 公式BBSにおいてさえかなりのたたかれよう。ましておや2ちゃんねるでは……ですが,あれだけスレッドがたつというのも注目度の高さと,語り甲斐があることの証左かとも。

 とはいえ,通常他の映画が2ちゃんねるでどれほど話題になるのかは知らないのですが,少なくとも私自身,それが気になって2ちゃんねるを覗きに言ったこと自体が例外的で,公式BBSを気にしたのも「アレックス」以来のこと。

 私はアニメの「新造人間キャシャーン」をリアルタイムで見た世代ですが,今回の映画は面白いと思いました。確かに突っ込みどころは満載です。砲弾を手でとめたり,ルナを抱えて超高速で走り回ったり(大丈夫かルナ?),(意図的であろう)妙に揃ったロボットの動き,兵器・乗物のデザイン……などの荒唐無稽さとテーマの重苦しさの齟齬。そして(私は気にならなかったものの)上映時間の長さ。

 説明不足の点も多々。何の予備知識も持たない人が見ればキャシャーンのヘッドパーツ(ヘルメット?)が古めかしい兜と並べられていて,しかも,いきなり破壊されてしまう映像などは何のことやらなのではないかな。それと,新造人間が辿り着いた城とか,崩れ落ちる雷とともに天から降ってくるCASSHERBとか……

 しかし,それでも満月を背に鉄也が舞うシーンなどは,正にキャシャーン。思わず「カッコイー」と声を出してしまう程。だからこそ,あのテイストで押し切って欲しかったという意見もよく判る。とってつけたような「戦争と平和」「生と死」みたいなメッセージは要らないとも思う。
 でも,殺し合いのシーンを観て唯虚しさを覚え,力に対する暗い羨望を感じなかったのは珍しい。監督の狙いにはまったかな?

 もう一度観に行こうと思っていましたが上映終了。DVD化を待つ。

書籍

 といっても必ずしも小説類だけでなく、雑誌とかも含めるかも。

 これもまた読書好きともいえないのでしょうが、通勤の電車で読むものがないと落ち着かないタイプ。

映像

 特別に映画好きというわけではなく,映画館には月に一度も行かない。

 ここ何年か観た映画。「呪怨1・2」「仄暗い水の底から」「リング(シリーズ)」「富江 replay」。ホラーばっかりだ。
 一緒に行くmの反応が面白可愛いのと,現実にはありえない映像にひかれる。そうそう, 私もmも西原理恵子ファンだから「ぼくんち」を観た。いただき物のチケットで「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」も観た。
 「モンスターズ・インク」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ドリーム・キャッチャー」「ザ・リング」「CASSHERN」。

 「アレックス」「バーティカル・リミット」は一人で観た。

 思いつくままに挙げてみました。それほど、マニアックな選択ではないですが「スター・ウォーズ」「マトリックス」「ラスト・サムライ」「ロード・オブ・リング」「ハリー・ポッター」とか「タイタニック」とか観ていませんね。「キル・ビル」「座頭市」は行きそびれた。

 この程度の興味と知識なんですが,何故かDVDは100枚以上所有しています。この枚数自体は驚くほどのことはないでしょうが,「映画を観る」頻度とのバランスでいうと多いかな。BOX物も含めてですが。

アイスクリームと盲導犬

 暑くなってきました。近所のスーパーに犬用のアイスクリームがありました。

 ビックリしましたが知人に話すと普通に「あるよ」と言われました。別に驚くことでは無いようです。ちなみにその人は犬ではなくて猫を飼っていますが,猫用のアイスクリームは無いらしい。

 しかし,犬も猫もペットショップに行けばありとあらゆる専用品が揃っていますね。無責任に途中で捨てちゃうより可愛がる方がズーッといいんだけど,残ったご飯に冷めた味噌汁かけときゃいいんじゃないの?

 で,クローン技術で盲導犬を増やす研究が進んでいるんだとか。盲導犬を必要としている人にとってはよいことなんでしょうが,人間の為の使役目的で作り出される生命っていうのもね。

 一方で溺愛される犬がいて,一方では使役の為に作られる犬がいる。無責任に捨てられる犬もいれば食用に飼われる犬もいる。
 自分の犬を着飾ってる人達は使役犬のことをどう考えているんでしょう。別の生き物なんでしょうか。
 いっそのこと、別の生き物と考えて,クローンで盲導人とかつくったらどうだろう。介護人とか。その方が便利じゃない?会話も出来るし寿命も永いし。

 「CASSHERN」みたいに。あれはクローンではないか。