落札価格

 いささか古い(8月始め)話題ですが、警察庁が予算1億3千万円を計上していた駐車違反取り締まりコンピューターシステム開発実験の一般競争入札の結果,松下電器産業が落札したとのことですが,その金額が「4万円」?

 他の参加社は何百万から1億4千万の金額を提示した。
 警察庁によると,入札はシステムの基本仕様書を作るための試作機による実験が対象。先月中旬に行われ4社が参加。松下以外の入札金額は400万円,900万円,1億4000万円だった。
 安値落札は独占禁止法違反の不当廉売に当たる恐れがあるが,松下の広報担当者は「既にある技術を応用してできる試験だったため,一から開発する必要がなかった。きちんと採算を考えた上での金額。法的にも問題は全くない」と説明。

http://www.sponichi.co.jp/society/kiji/2004/08/04/06.html

スウィングガールズ

2004/10/18 MM21マイカル

 青春ですね。観ていて気恥ずかしくなるような場面も多いのですが,面白かった。特に最後は変にベタベタとドラマチックなストーリーを付け足さずに,演奏で終わってくれてホッとしました。

 私もその昔,はるかな昔,ブラスバンドに所属していたので(だからこそ,それは無いだろ!ってところもあったのですが),楽器を演奏する楽しさ,特に仲間と演奏する楽しさを思い出しました。

※先日 AVEX からデビューした(映画のメンバーよりは,やや年上の)女の子だけのジャズバンド「Blue Aeronauts Orchestra」のメンバーの一人が微かな知り合い。応援してね。

モバイルギア

 相変わらず「PC-CV50F」には心惹かれるものの,ノートPCを買うのであれば,やっぱりIBMがいいな等と,中古も含め迷いに迷っています。もちろん,充分な資金があればとりあえずどちらかを買ってしまうのでしょうが,結局お金が無いが為に迷っているわけです。

 現状私の通勤車内での文書作成環境がどうなっているかといえば,モバイルギア時々リブレット100。
 モバイルギアは比較的最近ソフマップで中古を入手。モバギとしては三代目になるのかな?ちなみに二代目はまだ手元にありますが,ある日突然電源が入らなくなったままです。バックアップ電池が切れただけとかいう原因を期待しているのですが未だ確認していません。しかし,文字入力は三台目の方が断然快適です。これはサイズが大きいというデメリットを補って余りあるところ。

 リブレットはかなり依然に入手したものですが,OSが載っておらずFDDが無いという状態だったので使えなかったわけです。純正の外付けFDDは1万を遥かに越えるし,買ったはいいけどHDDがダメだったとかだと悲しいし,と悩んでいたのですが,ヤフオクで3000円でFDDを落としてみると,無事にDOSとWin95をインストールできて正常に稼動しました。

 ただ,ディスプレイドライバが適合していないため,折角のワイドモニタの両サイドが無駄になっています。どこかに,ドライバないかしらん。

箪笥

 「CASSHERN」以来,久々の映画です。
 記録的な猛暑も落ち着きを見せた今日この頃,今更ながらという感じではありますが「夏は怪談! 」というわけで,洋物ホラーはHIT率が低すぎるし,よさげな和物も見当たらないので,お隣の韓国製ホラー「箪笥」を見てまいりました。

 出かけたのは川崎のチネチッタ。久々にいきましたが,なにやら様変わりしていて何処に映画館があるのか分からないという体たらく。ゲーセンの警備員さんに訊くと「そこ」と目の前の建物を指差されました。

 チケット売り場へ行くと,10を越える劇場で色々な映画を上映中。「スチームボーイ」や「サンダーバード」等気になる映画も目白押し。しかしながら、何故かやっぱり心引かれる「箪笥」。
 結果,これが正解! 和風ホラーをという私の期待に応えてくれて,しかもなお,それ以上のものを見せてくれました。
 心理学や精神病理等には疎い私ではありますが,一見バラバラで時に相反するような映像の断片が,最後に明かされる箪笥にまつわる出来事によって充分に納得させてくれる結末に向い一気に収斂する。全ての登場人物の人としての哀れが遣る瀬無い思いを残すものの,ホラーの枠組みを越える良い映画でした。

エロチックな関係

 PCを眺めに行ったソフマップで,ビートたけし・宮沢りえ・内田裕也……といった面子に引かれて買ってみましたDVD。

 多分,当分観ないんだよなぁ。そんなDVDがけっこうあります。「狂った果実」「罪と罰」とか。「探偵物語 BOX」は4話くらいで止まっているし「1999年の夏休み」「日曜日の恋人たち」は何度観ても途中で寝ちゃうし。つまらないとかじゃなくて飲みながら観てるからなんだけど。
 DVDは家でくつろいで観られるのが良いんですが,どうも気が緩んじゃって観ながら飲みすぎて,いつの間にやら眠ている。それはそれで,いい時間なんだけど。

スポーツの祭典

 世界最高峰の運動能力は理屈を超えた感動を与えてくれますが,それだけでは飽き足らない人も居るようで。

 中国との決勝戦で,試合以上に周辺の盛り上がりが取り上げられていましたサッカーのアジアカップ。歴史的,政治的な問題を含んだ背景に踏み込むことも難しいのですが,テレビの映像(勿論これもなんらかのフィルターを通過しているのも承知で)から受けた印象だけにたよると,自分が受けた教育を信じ純粋に日本を敵視している人や,そんな状況を利用して政治的な駆け引きに利用しようという人や,なんだか尻馬に乗って暴れたい人や,いろいろな人がいるようです。中国の教育の効果で,実際に戦争体験を持つ世代より,若い人の間に反日感情が強くなっているという話もありましたが,やはり一日本国民としての私は「もういいじゃないか」とは言えませんし。

 その中国北京で四年後にオリンピックが開かれるそうですが,その四年前,つまり今年まもなくアテネでスポーツの祭典,オリンピックが開催されます。別段斜に構えるつもりもないのですがなんだか年々オリンピックへの興味が薄れています。
 とは言ってもやはり日本人選手の言動は気になるところ。

 前回のオリンピックでうんざりしたのは,柔道の田村(当時)亮子選手と井上康生選手の決勝。技が決まった刹那,未だ闘う意思を捨てない相手選手を振り解くように勝利をアピールする姿からは,同じ「道」を志した相手に対する敬意のかけらも感じられず,これが道を極めた日本の代表の姿かと思うと,情けない思いを禁じ得ず,日本でテレビを見ている子供達があの態度に憧れたりしないよう祈ったものです。

 更には表彰台で亡きご母堂様の遺影を掲げる井上康生選手の画に至っては,マスコミ挙って美談へと祭り上げるなか,その昔,無言で突き上げた黒い拳の覚悟を朧げながらも感じた(さらには孫基禎、南昇竜と言った名前も知識としては知っている)身としては,無理やりにでも今日の日本の平和を汲み取るぐらいしか恥ずかしさを誤魔化す術がありませんでした。

ブラックパワー・サリュート
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88

「PC-CV50F」その後

 悩んでいます,一月ほど。

 ポイントは外出先(電車の中)での文章作成。これだけなら、現行使用中のモバイルギアでも十分なのですが,PCとのデータのやり取りが面倒くさい。もちろんケーブルやPCカード経由で可能なのですが,それさえも面倒くさい。モバイルギアにPCカードを挿すと「電源減るよ」といわれるので,通常は本体に保存しつつPCに移すときだけカードに保存しなおすわけですが,これがね……。なんか,同じような文章があっちこっちに出来て,どれが活きているのやら解らなくなってくるんですね。要は,結構文章が不安定で常に変更を加えるのが問題かも。
 だから,常にサーバに接続できて,そこにおいてあるファイルを更新できるスタイルが理想なんですが,そうなるとモバギにP-inカード挿してっていう方向かな。バッテリーどのくらい持つんでしょう。

 まぁ,モバイルで通信環境ということになれば,モバイルギアであろうとメビウスであろうと,電源の持ちがネックなのは同じ事なので,PC-CV50Fを買う理由にはなっていませんね。
 結局,単に欲しいんです。ハッキリした理由がなく欲しい物って,自分を理詰めで納得させられないんで辛いですね。何しろ,昔欲しかったNECの98HANDYを去年になって2台も買ったくらいですから。えぇ,もちろん使ってません。というか,使い辛いです今更。ただね,物としてどーしても欲しかったんです。

 もう少し悩みます。

新生銀行

 先日,ヤフオクで取引をした方が代金の振込先として新生銀行を指定。そういえば新生銀行って振込み手数料が無料のはず。口座作ろうかな,勤務先の徒歩圏内に本店があるし。

 というわけでその日のうちに歩いて本店へ。銀行とは思えないエントランスの受付で口座新設の旨申し込むと,1円も預けていないのに30分程でカードが出来てきた。ホホウ!途中のセヴン・イレヴンのIYバンクで入金して会社に戻る。インターネット上で手続きをしヤフオクの代金を振り込む。同行同支店間なので手数料は無料。これが他行宛であっても無料とのことなのでうれしい。
 WEB上の表示で?な部分はあるものの,電話での問い合わせへの応対も極めて心地よく,新生銀行いい感じ。

 で、念のため6月の末に「他行への振込み手数料も無料であり有料化の予定が無い」事を電話で確認し,各種入金や引き落とし口座の移動手続きを開始し,新生銀行をメインとすることに決定。
 ところが、2004/07/07付けで次のような発表が。
<a href=”http://www.shinseibank.com/news/news_furikomi.html”>http://www.shinseibank.com/news/news_furikomi.html</a>
以下一部抜粋引用

※ブログサービス移行でデータが消えました。要するに手数料が無料ではなくなったということで,憤懣やるかたなし!といったところだったのです。2014/04/28追記

「PC-CV50F」

 私が近頃非常に気になるPCはこれ,シャープのノート「ムラマサ」PC-CV50F。トム・シェーンヘルがデザインしたというシンプルにして美しいボディ。

 ノートPC以外にも,モバイルギア各種,IBMの110,DoCoMoのモペラやパクティ,各種PDA,各種携帯電話と外出中に文章を書くために,さまざまな機器を渡り歩いてきた私が出した結論。
「電車の中で座れる可能性があるならば,やはり両手で打てるキーボードを備えた機器がいい!」
 座れない車内ではパーム系のPDAは次善の候補だが,その機能のほとんどを携帯電話でカバーできる今となっては文書入力だけのためにPDAを持つのも考えもの。
 携帯電話でも文章は書ける。気になるのは車内で「電源を切れ!」といわれる場所が存在すること。私のvodafoneの場合オフラインモード機能があり,本体の電源とは別に電波の送受信だけを切ることができるのだが,惜しむらくはそんな機能の存在を知る人が先ずいない。非常に有効な機能だと思うのだがvodafoneさんもTVが見られるとか派手な機能の宣伝には余念がないが,このような優れてはいても地味な機能はショップの店員さんさえ知らない有様。

 と言うわけで,こちらがオフラインモードで文章を書いていても周りから見ればマナー知らずな奴!ということで肩身の狭い思いをすること間違いなし。そんな時はあきらめて本でも読んでろ。未読の本は山ほどあるぞ。

 閑話休題。この「PC-CV50F」とにかく美しい。
 ところがこのPC,今時のノートにしてはベゼルが広い。上記の変遷の中で私がこだわり続けた大切な要素が大画面。ベゼル(液晶周りの額縁部分)が狭いことがポイントで,要するには本体ギリギリ目一杯の大きな液晶画面が付いていて欲しいのに。
 ただ「PC-CV50F」の液晶モニタそのものは決して狭いわけではなく,充分以上の7.2型ワイド。しかもシャープお得意の「ワンダーピクス液晶」で1,280×768ドット表示可能。こうなるとベゼルの広さも液晶を包みこむ安心感に繋がってくるから不思議。
 しまった,買わない理由が無い。(経済面意外には)

CASSHERN

 直近に観た映画は「CASSHERN」。賛否両論のようです。

 公式BBSにおいてさえかなりのたたかれよう。ましておや2ちゃんねるでは……ですが,あれだけスレッドがたつというのも注目度の高さと,語り甲斐があることの証左かとも。

 とはいえ,通常他の映画が2ちゃんねるでどれほど話題になるのかは知らないのですが,少なくとも私自身,それが気になって2ちゃんねるを覗きに言ったこと自体が例外的で,公式BBSを気にしたのも「アレックス」以来のこと。

 私はアニメの「新造人間キャシャーン」をリアルタイムで見た世代ですが,今回の映画は面白いと思いました。確かに突っ込みどころは満載です。砲弾を手でとめたり,ルナを抱えて超高速で走り回ったり(大丈夫かルナ?),(意図的であろう)妙に揃ったロボットの動き,兵器・乗物のデザイン……などの荒唐無稽さとテーマの重苦しさの齟齬。そして(私は気にならなかったものの)上映時間の長さ。

 説明不足の点も多々。何の予備知識も持たない人が見ればキャシャーンのヘッドパーツ(ヘルメット?)が古めかしい兜と並べられていて,しかも,いきなり破壊されてしまう映像などは何のことやらなのではないかな。それと,新造人間が辿り着いた城とか,崩れ落ちる雷とともに天から降ってくるCASSHERBとか……

 しかし,それでも満月を背に鉄也が舞うシーンなどは,正にキャシャーン。思わず「カッコイー」と声を出してしまう程。だからこそ,あのテイストで押し切って欲しかったという意見もよく判る。とってつけたような「戦争と平和」「生と死」みたいなメッセージは要らないとも思う。
 でも,殺し合いのシーンを観て唯虚しさを覚え,力に対する暗い羨望を感じなかったのは珍しい。監督の狙いにはまったかな?

 もう一度観に行こうと思っていましたが上映終了。DVD化を待つ。